息子の親友と…!

「旅に出たママ」

一言
スナフキンがいい味出してる。

ムーミンママの料理に飽きたとか言い出すミィ。
パパまで冒険時代に食べた料理の事を思い出し始める。
みんなでママの料理そっちのけでパパが食べた料理に興味津々。
パパはママの料理に比べれば〜云々と言い訳するが、
ママはちょっと傷ついたようで、
大昔のママ達が書き残した「家族が料理に飽きたときに作る料理」
の材料を探しに夜中こっそり身支度をして旅に出る。という話。
深夜のムーミン家の煙突から煙があがってる事に気づいて見に行くスナフキン。
台所でお鍋で吹き零れているのを見て止める。(不法侵入とかいうな)
ママが出てきて、旅に出る準備をしていたと聞かされビックリ。
ママはムーミン達に置手紙を書いてくるが戻ったらスナフキンの姿はなかった。
もう帰っちゃったのね…と思い一人身支度をする。
夜が明け、一人でよいしょよいしょと山を登るママ。
すると、どこからかハーモニカの音が聞こえてくる…
そう、スナフキンが一緒に行ってあげようと先に待っててくれたのだ!
このシーンいい!かっこいいぞスナフキン!
無関心野郎を装いつつ肝心なところで頼りになる!
「あら駄目だわスナフキン、この旅は家の人と一緒じゃいけないの。」
「でも僕はテント暮らしだし、それに、家の人とは少し違います。」
そう言われて納得するママ。
以前でかいカボチャ作った時もスナフキンには秘密を打ち明けていたし
ママもスナフキンのこと信頼してるんだろうな。

…しかし、誰もいない朝方こっそりと荷物を持ってなにやら遠くへ旅に出る二人…
これは奇妙な光景だぞ。
なんだか駆け落ちしてるみたいだ。
衝撃!ムーミンママ、スナフキンと駆け落ち!
そりゃまあねえ、あのパパでは…
「水の妖精」でもパパにまかせとけ!とかいいながら自分も水の妖精の虜になって戻ってくるし
若返りとか言って子供みたいな事して部屋を破壊するわ家族には迷惑かけるわ
しまいにゃママの料理に飽きた?
それはもうママだって嫌になりますよ。
いつも的確なアドバイスをしてくれる若くて頼れるスナフキンに行くのはもっともなことですね。
水の妖精でパパがあんななった時も一人冷静に助言してくれたし
「やっぱりスナフキンは頼りになるわ〜。」と、それから二人は急接近したんでしょう。
昨日の話でのパパとママを見てのスナフキンの笑みはこういう事だったのか!?

…いや、すいませんちょっとおふざけがすぎました。(汗)

んでこれまたスナフキンがめちゃくちゃ楽しそう。
ママを独り占め!ちくしょううらやましいぞこのやろう。
ムーミン谷みんなのママを。

ママがいなくなってムーミン一家はめちゃくちゃ
パンケーキは黒焦げに、シチューはぐちゃぐちゃ。
フローレンが作ってあげる!と言い、シチューを作るが
緑色の何やらよくわからない液体
が出来ただけだった…
まずいのはわかるけどどうして色まで変わるの!?

一方そのころママとスナフキンは美味しそうなシチューとスナフキンの釣った魚で楽しくお食事。
「あら、お魚もとれたのね。焼くのと煮るのとどちらにしましょう。」
「どちらでも。ママの料理なら。
フフフッ、今日ムーミン谷で一番美味しい夕食を食べるのは、多分僕だろうなあ〜。」
めっちゃ嬉しそう!こんなにはしゃいでるスナフキンは初めてだ!!
そしてママも、夜スナフキンのハーモニカの音色を聞きながら夜空を見上げて感動。
「ウフフッ、まるで娘時代に戻ったみたい。
本当、出てきてよかったわ〜。」
と楽しそう。
パパー!あなたの奥さん他の男と一緒ですよー!!
これが呼び方「ママ」じゃなくて「奥さん」とかだったら本当そんな感じだぞ。

葦で舟を作って水の洞窟へ乗り込むママ。
予想外なママの行動に驚きながらも楽しそうなスナフキン。
「私のノート通りにすると間違いないわ〜。」
「それじゃあそのノートには、この後どうなるって書いてあります?」
「ううん。それは書いてないわね〜。」
洞窟の奥まで行くがなにやら激しい水の音が…
流れが急になり巻き込まれていく二人。
「ママ…しっかりつかまってください!」
「えっ…ええっ……!!」
「さ…手を伸ばして!」
ママに手を差し出すスナフキン、
手を伸ばしてスナフキンの手につかまろうとするママ。
しかしママは渦に巻き込まれてしまう!!
ああっどうなる二人!!

…タイタニックかこいつら

パパー!あなたの奥さん、他の男とこんなことやってますよー!

その後無事に出て来れたんですがぐったりして流されてる二人が面白かった。
さくらんぼを見つけて持って帰ろうとするママ。
スナフキンは、特別な料理の材料を探してるはずなのにどうしてただのさくらんぼを?と不思議がる。
ママはこの谷から持って帰るとどんな木の実でも特別な材料になるという。
そして別の道を通ったら一日もかからない距離なのになぜかノートには遠回りの道が書いてある。
「そうねえ…何日もかけて取りに行かないと、あの谷の秘密の力が効かないんじゃないかしら?」
「…秘密の力?」
スナフキンは、みんながママの料理に飽きたという事を知らないので不思議がるだけなんだな。
久しぶりに帰るとみんなママの料理を美味しい美味しいと言って食べだす。
あの飽きたとか言ってた料理も美味しいと言って食べるミィ。

そうです、あのノートに書いてあった秘密の料理、それは家族の一人一人が
ムーミンママを大切に思う気持ちそのだったのです。

という綺麗な終わり方。
あーママ凄いな。
これを見てもわかるがムーミン一家はママでもっている。
イイ話だ。
スナフキン、ママママ言いすぎだが。
その時ばかりはムーミン谷のママもスナフキンだけのママみたいになってくれて嬉しいんだろうか。
スナフキンは母親いないも同然だもんね…(ミムラ夫人見るかぎり)
ああ、そう考えると泣けるわ……この話。
父親もあんなだし…誰に育てられたんだ、スナフキン。
少しヨクサルに育てられた後は子育てめんどくさくなったヨクサルが施設に預けたとか。
ムーミンパパみたいに自分の人生は自分で切り開くといって旅に出たとかさ。
ムーミンパパがスナフキンに憧れているのも同じ施設育ちだからか!?
とか色んな妄想をしてしまった。

とりあえずそんなお話でした。
2006年08月14日(月)



日々の雑記 / 蜜柑

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