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◆ 2002年07月08日(月)
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セフレと私と嫌いな女
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セフレという関係だった彼を含む6人ほどのメンバーでのオフ会に参加したのは別れて1ヵ月後のことだった。
何事もなかったように、彼とは何もなかったかのような雰囲気で..。 一番最年少で、一番人生経験も少なく、 みなの話をただ黙々と聞く、聞き役に徹している私。
対面に彼、そしてその横に私の嫌いな女の人。 目のやり場に少し躊躇する。
たった一人だけ状況を知っている信頼しているねえさんが そっと耳打ちする。
「タバコの量が増えてるよ...。」
言われるまで気が付かなかった。 そうか、タバコの量。 動揺しているのがまるわかりだったわけか。
オフがお開きになったあと、彼は私が嫌いな女と腕を組んで夜の町に消えていった。
その帰り道。
携帯がなった。 登録されてない番号、見覚えもない。
オフの誰か、誰だろう...。
新しい携帯の番号を知っているのは3人、その誰でもない。 彼でもない。
思い切って出ると聞こえてきた声は、あのキライな女の声。
「オツカレー、○○ちゃん、もしもしー、 今皆に電話かけてたんだけどー 最後は○○ちゃんなんだよねー」
オフ会の後ではよくやる、お疲れコール。 きっと誰かから番号を聞いたのだろう。
「あー、ちょっとまってねぇ、彼とかわるしー」
げ。替わるってあんた、いらないよ、ちょっと。
「おぅ」
「.....おぅ。」
「家、帰ってんのか?」
「......明日、仕事だからね。」
沈黙が流れる。
「後で電話するから、とれよ。」
そう言ってブツンと切れた電話。
後でかけるということは、あの女とは一緒にいる気はないってことか。
どうでもいい or やっぱり、嬉しい
今更何を話すのか。
やり直す気などない or いや、やり直したい。
心の中が、二つに割れて行き来する。
気が付けば、なんとなく待っている。 ダメだ、全然吹っ切れてない。
「話だけなら....」そう思っている自分がいる。 何の話を?
深く深くため息をつく。 軽く嫉妬心をおこさせ、そこで一つの希望をちらつかせる。 いやらしいやり方だ。
でもそれに翻弄されている、自分が一番いやらしい。
電話をかけてきたのが、 あの嫌いな女ではなく彼がかけさせたと、わかっている。 それを嬉しく思っている、それが紛れもない本心。
彼女に勝ったと思ってる、その競争心。 それがそもそものこの忌まわしい関係の原点だから。
だから
いやらしい。
でも、私はそんなにヘタレじゃないよ。 ここで振り返ったって良いことない、それがわかって振り返ったら 女を下げちまうだろ。
バイバイ。 静かに電源を切った。
それが彼と会った最後の夜になってしまったけども。 後悔はない。
その後、再び彼と連絡をとることになったのは2年後になる。
次の日記でセフレ話、ラストです。 |
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