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2016年10月03日(月)センチメンタルジャーニー
パソコンを修理に出したり、実家に里帰りしたり、
修理から戻ってきたと思ったらWi-Fi不良でネットにつながらないわで
放置していたのですが、さすがに今回は忘却録として書いておこうと思います。

今朝、16年間実家で飼っていた犬が突然息を引き取りました。

昨日まで普通にしていたので心の準備が出来なかったのですが、
一日たってだいぶ落ち着きました。

歳が歳なので、お腹全体にしこり化した乳腺炎があったり、
去年から耳の中が化膿していて、その影響か最近では鼻をグズグズさせていたり、
夏頃から目と耳がきかなくなりオシッコやらウンチをまき散らし、
夜中に家中を徘徊したり、転んでその場で眠ってしまったり
16歳を過ぎた頃から一気に老化したものの、寝たきりになったわけでもなく
暇さえあれば家じゅう歩き回っていたので身体自体は健康そうだったんだけどな。

悪臭がしていた耳の具合もマシになり、
痛がって触らせてくれなかった耳も昨日は手入れさせてくれたので
炎症がだいぶ良くなってきたのかと思ってたところだったんだけど。

最後まで自分でご飯をたべ、自分で水をのみ、用を足し、
いつも通り母の布団に寝て、そのまま逝ってしまった。
本人は苦しまずに死ねたわけだから幸せだったのかな。

涼しくなってきて食欲も出てきたようで、昨日もガツガツ食べていたんだけどな。
週末に柿を丸々一個食べしまったせいか下痢をして水便垂らして大変だったけど
食欲もあるし、薬用のモナ王をまだ欲しそうにしてたんだけど。(甘いものに混ぜて飲ませる)

昨日も膝の上で抱っこして赤ちゃんみたいだね〜なんて遊んでたんだけど。
友人からもらった赤ちゃん用スリングに入れてみたり遊んだり。
写真撮ってもらおうと思ったけど、スッピン&家着だったので撮らなかったけど、撮ってもらえばよかった。
まさかこんなに突然死んでしまうなんて夢にも思わなかった…。

しいていうなら昨夜、足のもつれがひどくて、フローリングで滑ってはいたけど
普段から心臓のお薬の影響でよろけることもあったので何も気にしてなかった。
死んだように身動きせずに寝ることもよくあったので。。。
冷蔵庫の前で寝てるとか、昨日一昨日もドアのそばで死んだように倒れてて死ぬほど驚いたこともあったし。

今思えば身体も妙にホカホカだったし、微熱もあったのかもしれない。
もっと若ければ病院に連れて行って死因の確認もしたかもしれないけど
もう老犬だし、因子はいろいろあるのでそこまではしなかった。
耳の汁も、耳鼻内部に腫瘍があるのかも、なんて話もあったし。

今朝は珍しく家族全員遅くまで寝ていたんだよね。
大抵兄が朝から騒がしいか、祖母から朝食の催促電話があるか、
犬が徘徊して壁にゴンゴンぶつかる音、などなど…で7時過ぎには目が覚めるんだけど
今日に限ってみんな寝ていたんだよね。

そのうち、母が起きたので一緒に朝食を食べていたんだけど
犬がピクリとも動かずに寝ているので冗談で「死んだように寝てるね」と母と話していて
「半目開けてるから起きてるのかな〜」と母が顔を近づけると
「え!息をしてない!」と布団を剥いでお腹に耳を当てると「うそ!心臓動いてない!」と
慌てて駆けつけると身体は冷えていて、すでに死後硬直で固くなっていた。

布団のせいかほのかに温かったのでおそらく早朝に亡くなったんだろうけど
薄目を開けていて、まだ生きているような顔をしていた。

悲しみをごまかすように、ずっと触らせてくれなかった目ヤニだらけの顔を手入れして
お手入れタオルで身体を拭き、炎症していた耳も掃除して
そのあと、ネットでペット葬を調べたり、お世話になった動物病院に連絡したり、
何とか近くの寺院で予約ができた。

ペットの火葬って、
まとめて焼かれてお骨がどれだか分からんとか、数日後に焼かれて返骨とか、
人間ではありえないコースもあったんだけど一番高価な個別葬&火葬立ち合いにした。
「病院から検診を勧められてたんだから同じだもの。
 これからは何も掛からないんだし。」と…。

夕方も買い物に出かけたんだけど
「食材も買わなくていいって、寂しいね」って。

お供え用のお花をたくさん買って帰ってきた。
生まれた子供に会わせられなかったのが心残りだな〜…。
予定日まであと2週間だったんだけど…。(帝王切開予定)

実家に里帰りして、用事もひと段落したので
今週は犬とカフェでお茶でもしようと思ってたところだったのに…。
犬が好きだった湖畔までのドライブもしたかった…。

でも、
入院中でもなく、予定も全く無く、一日中一緒に過ごせる日をちゃんと選んでくれて良かったと思う。
先週は毎日ぎっちり予定が入ってたし、これが2週間前だったら火葬に立ち会えたかもしれない。
ペットのために里帰りなんて「はぁ?家族よりペット優先?」って言われかねない嫁ぎ先だし…。
祖父の亡くなった時もそうだけど、なぜか私が実家に出戻ってるタイミングなんだよな…。
「あんたが来るの待ってたんだろうね。安心したのかな?」と。
逆に子供を産んで嫁ぎ先に戻ったら実家に帰ってくることなんて出来なかったと思う。

明日の火葬日も病院の検診予定にもかぶらず、天気も晴れの予定。
台風がきてるっていうのに不思議。犬の日ごろの行いが良かったのかな?
大好きな母の隣にいれたし、心細くなることもなく安心して逝けたかな。

犬の毛も、むにむにした肉球も触れるのは最後だから
思う存分触っておかないとな。

でもやっぱり、子供に会わせたかったな…。