2日目。チケット見たら朝10時からってんで焦りまくり到着。
台湾の『Orzボーイズ!』Orzは絵文字からきてるのだそう。言われてみればー!やんちゃ坊主のうそつき1号とうそつき2号がのびのび演じててとってもかわいいです。特に2号君は素かと想う程上手い。ティーチインの時もじっとしてないし、子役特有の生意気感が出てて面白かったです。1号君は撮影当時よりも背がかなり伸びていて監督の背をすでに越してたかも。イケメン君になりそうな雰囲気。とても賢そうな男の子でした。
トルコの映画『パンドラの箱』。実は何の予備知識も無い状態で一番観たいなぁ〜と想っていたのがコレ。タイトルが素敵だなぁ〜と想って。で、プログラムを見てたらこの監督の好きな監督がタルコフスキーとか言ってたのですごく楽しみにしつつも、あのテイストだともしかして寝ちゃうかなぁ…って想って恐る恐る観たんだけど、やっぱりぐっすり(ダメじゃん!)最初の6分間位?セリフが無かったせいもあってすでにその時点で意識朦朧としていて、映像の感じとか孫役の俳優さんとか認知症の母役の女優さん(90才!)とか皆とてもいい感じなのでちゃんと観たいよーという気持ちはあるんだけど、何せ間の取り方が猛烈に眠気を誘いまして(こういうとこはタルコフスキー入ってるのか?)残念ながら中間位までほとんど記憶がありませんでした。あぁー思い出しても眠い。もう2回位観たらちゃんとわかるかも。
その後のトークショーは「パンドラの箱」の監督や日本の若い監督が出るということだったけど、その時の通訳の人が微妙な感じだったので眠気を一掃する為に参加はヤメて夜まで外へ。
最後は韓国の『My Son〜あふれる想い〜』この邦題ひどいよねー。てか普通に『息子』とかでいいんじゃね?タイトルはおいておいて、もぅやっぱ韓国映画はさすがだなーと思わせるとっても素敵な作品でした。とにかく脚本と役者が素晴らしい!!!監督がただ終わるんじゃ面白くないっていう主義なんだと思うんだけど、まさかまさかの展開にボロボロ泣けた。てか映画を観てこういう感じにびっくりするのって久しぶり!(たぶん「パフューム」以来。)くそーヤラれたーっていうのがすごく嬉しかったです。私の中でのチャスンウォンは『天国からのメッセージ(原題:幽霊が住む)』のイメージがあったのですが、この映画はわりと重いテーマ(強盗殺人の罪で服役している男が15年前に別れて以来会っていない息子に会う)を扱ってるのでコメディじゃないんだろうなぁ〜なんて思ってたんだけど、この題材でこぅもっていくってのは脚本の力が強いんだろうと思います。そしてやっぱりチャスンウォンがものすごく面白くってとても上手いなぁ〜と思いました。猛烈にペナルティワッキーに似てますが。息子役のリュドックァン(やましげ君似)もすごく素敵な演技で2人の息がぴったり。笑かせて笑かせて最後に泣かせてもぉーーーみたいなほんとうに楽しめる作品でした。リュドックァン君は「よこづなマドンナ」から27キロも痩せたそう。すらっとした美少年で、監督は細身のスーツ姿がかっこよかった。
韓国映画はほんっっと層が厚いっすねー!この作品もお気に入りに上位に入りました。まずは「トンマッコルへようこそ」を観なくては!
招待作品以外の5本を全部観ると粗品をくれます、ってことで頂いて参りました。中に映画関係の資料が入ってたのが嬉しかったです。来年は10回目だし更に期待できそうで楽しみ楽しみ♪
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