un capodoglio d'avorio
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2004年11月13日(土) ファインモーションの後先

次走「エリザベス女王杯」と言われていたのだが、ここに来て伊藤雄二調教師が「マイルチャンピオンシップ」路線へと変更したとのこと。きょう図書館で、<優駿>最新号をパラパラ見てたら、伊藤師のコメント。


  豊クンも悩んでたみたいだし、かわいそうに思ってね


!!


ようするに、武豊が「エリ女」でアドマイヤグルーヴに乗るためにファインモーションに乗られないことを引け目に感じてしまうのを哀れんで、ファインの路線を変更したということだ。騎手の都合でレースを選ぶなーっ。と、わたしは声を大にして言いたい。


「エリ女」と「MCS」では距離がまったく違う。2,200mと1,600mだ。調教過程も自ずと変わってくるだろう。というか、「エリ女」はもう今週末である。で「MCS」は来週末である。こんな土壇場での路線変更はファインのコンディショニングに大きく影響すると思うのが自然である。


どかとしては「エリ女」でも「MCS」でもどっちでもいいと思っていた。「エリ女」に出て欲しかったから怒ってるんじゃない。ひたすら、ファインモーションという稀代のスターを軽んじるような調教師の姿勢に怒ってるだけ。


いまのファインなら「秋天」に出たって、ぜったい勝ち負けになってる(今年の低レベルならぶっちぎりもあったと思う)。しかし、一度左回りで引っかかってしまっているために、伊藤師は府中にファインを持ち出すことはしない。ヘタに黒星をつけてしまうと、繁殖牝馬としての価値が下がってしまうことを恐れているのだ。


種牡馬、繁殖牝馬としての価値も、もちろん競馬の大事なファクターであろうと思う。でも、少なくともファインを始め現役の競走馬は、現役にあるときは、もっとも輝く道を探してそこに進ませてあげて欲しいと思う。馬券を買って、競走馬を応援している競馬ファンのためにも。


・・・もう五歳のファインは、あとがあまり無い。恐らく負ければ即引退、勝ったとしても、あと2レースで引退だろう。次の次のレースは「香港カップ」への遠征が噂される。・・・ちがうだろ、香港じゃなくて、有馬だろ。グランプリレース、有馬記念、中山2,500m。世界最大の売り上げ高を誇るスーパーレース、有馬記念こそ、ファインのラストレースにふさわしい。オグリキャップやトウカイテイオーが奇跡の復活を果たしたそのターフこそ、このスーパーホースにはふさわしいと私は思うのです。


どか |mailhomepage

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