un capodoglio d'avorio
そとはぼんやり明るかった、 明るいと言うよりは白い感じ。 光が乱反射して、ボゥッと光っていて。 わたしは朝ご飯を食べた後で、 食卓でコーヒーをボケボケ飲んでいた。
奥のリビングでおかんがテレビを見ている。 そのとき、揺れが始まった。 最初は壁や天井がびりびりゆうから何? と思ってたら床が揺れ始めた。 いつもよりも長く揺れてるからおかんにゆった。
地震や、地震
うん
え、なんかけっこお揺れてるし、 机ン下、もぐったほうがええんちゃうん?
母親はテレビを観たまま動かない。 ふむ、と思ってわたしはかがみ込んで食卓の下へ。
・・・そこで、目が覚めた。 昨日の朝の話。
そっかー、やっぱりあるんだなー。 ここまではっきりした「ソレ」を見たのは、 珍しいかもしれない、二度目か? さっき、自分の部屋で<震度四>が始まったとき、 一分くらい続いた揺れのなかでぼぅっと昨日の「ソレ」を、 思い出していた。
阪神大震災のときはもっと揺れが鋭かったから、 これくらいはへいきー。 って思ってたけど、 むしろ「ソレ」をはっきり体験した自分に、 ちょっとどきどきしていた。
奈良と和歌山は震度五って言ってたっけ。 その地区の方は大丈夫でしたか?
・・・ここまで書いていたのが20時過ぎ。 ところがこの後、23時50分過ぎに二度目のでかい地震。 これはけっこう怖かった。 ちょっと、余裕が無くなるくらい。 うー、、P波が届いたときのあの不吉な感じ。 そしてそのあとのS波がずーっと続く憂鬱な感じ。
いままだ、S波の横揺れで酔っぱらってる感じ。 きもちわるー。
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