un capodoglio d'avorio
2004年08月25日(水) |
"La Strada", e "I Crowns" di Federico Fellini |
フェリーニの『道』と『道化師』を観た。 『道』は二回目かなあ、昔にみて思い出ぼんやり。 『道化師』ははじめて、ずっと気になってた。 ホントは『アマルコルド』が観たかったけど、見つからず。
フェリーニは、やっぱりいいなあと思う。 ヴィスコンティよりもパゾリーニよりも、 やっぱり、フェリーニでしょー! って思う、これは片寄ってるかなあ?
『道』のジェルソミーナが、やっぱりかあいい。 うーん、かあいいかあいい、らぶらぶ。 「石ころでさえ、なにかの役に立ってるのよ」 ってことを諭されたときに輝く、彼女の顔・・・。
でも、どかは今回『道化師』のほうにやられまくり。 フィクションとノンフィクションが混淆される、 例のフェリーニスタイルの極致なんだけど、 でも、このスタイルでなければならなかったとなっとくする。
時代遅れになってしまい、居場所を失った、 ピエロやサーカス団員たちへのまなざし。 それは中途はんぱに甘やかすものじゃなくて、 冴えて透徹する、けれども同時に温かい感じ。
ラストシーンの大団円、 画面のなかでは歌って踊って花火が鳴って、 てんやわんやの大騒動で楽しいシーン。 しかしどかは涙なみだ、、、切ない、切なすぎる。
いちばん印象に残ってるのは、 パリの元ピエロがシャボン玉をたくさん作って、 それで芸をするシーン。 それはそれは、美しいシーンでした、本当に美しい。
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