un capodoglio d'avorio
passatol'indicefuturo


2004年06月11日(金) '04 Rd.4 ITALIA / Mugello

雨が降って2ヒート制になったらしいこのレース。
どかはまたしても録画に失敗して、2ndヒートのみ、観る。

どかも8年前、行ったことのあるサーキット、ムジェロ。
スペインと並んでGP熱の高いこの国の英雄、ヴァレンティーノ・ロッシは、
やはり、速かった。

観ていて、もう、なにかおかしいもの。
明らかにマシンのポテンシャルを、ライダーのそれが追い越しちゃってる。
最強マシンのHONDA/RC211Vを駆るトップライダー達が、
ロッシのYZRM1に追いすがるけれど、でも追いつけない。
その絵は、どこかしらこっけいにすら見えてしまう。
だって、おかしいジャン、マンガだよ。
それほどに、YZRM1は遅く見えたし、けれどもロッシは勝ってしまう。

むう。

ほんとに、なんだか、こう、テンションが感じられないんだよね。
だってさあ、マンガじゃん、こんなの。
ビアッジにしろジベルナウにしろカピにしろバロスにしろ。
どうしてみんな、追いつけないのさ。
雨が降らないと、勝てないなんてさあ、遅いマシンに乗ってる奴が言うんだよ。
反対やん、それってさあ。

・・・とっても危険な状況にあると思う、いまのGP。
このままだと、全てが「道化」になってしまう恐れがある。
もしくは「茶番」に堕してしまいそう、このままロッシが独走になったら。
だからどかは言ったんだよう、
ロッシ、あなたはモチベーション維持するの大変だろうけれど、
それでもスピードをただただ、ストイックに追求すべきだー、って。
スピードだけを、全てにおいて優先する姿勢でいなくちゃだー、って。

やばいよ、GP。

・・・古き良き時代を思い出して、
シャンパンシャワーを見てもなんだか拍手する気になれないどか。
レイニーが独走を続けてたときでも、あまりに強すぎるときでも、
でも、レースシーンからテンションはみなぎってた。
ローソンのときだって、そうだよ。
速いことそれ自体は、無条件で、最大限賞賛されてたんだもん。
ドゥーハンだって、そうだ。
きっと、キングケニーやファーストフレディーだってそうだったんだよ。

ロッシが自分のスピードに足枷付けて、
それでも勝ちきってしまういまのGPは、
なんだか、とっても後味が悪い気が、どかはするのです。

さしあたって、ビアッジだ。
根性見せなさい、ほら。


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