un capodoglio d'avorio
passatol'indicefuturo


2004年04月02日(金) ウララ、その後

(参照→YSダービージョッキー特別

夜、NHKでハルウララの特集番組をやっていた。
なんとなくチャンネル合わせたらそれだったので、
これも縁かと思いつつそのまま見る。

途中、やっぱりありがちな人情話っぽくなってきた。
むう・・・と、思いつつも、
でも地方競馬の惨状などをきちんと映してたし、
そこそこチャンと作っているなあと思った。
調教師宗石サンの騎手時代からのエピソードを、
ていねいに掘り起こしていたのも好感が持てる。
でもやっぱり何と言っても白眉は、
ハルウララの素顔だろう。
メンコを外した彼女の素顔、
けっこうかわいかったな、へえ、
あんなお顔だったんだあ。
レース前に止まらない震えを見たときは、
さすがに切なくなった。
ほんっっとに気の小さい臆病な娘なんだよ。
それを、周りの心ない人間が・・・。

というどかの思いをNHKの特番はそこそこ汲み取ってくれたけど、
きょう、もっともっと、ハルウララについてベストの内容だったのは、
よしだみほサンの「馬なり1ハロン劇場」だ。
本日、オフィシャルサイトにアップされた「第251R」は、
ハルウララが主人公で、ノボトゥルーが相方で登場。
人間やお金が周りでがちゃがちゃ鳴らす騒音を取り除いて、
馬たちの小さな小さな声にフォーカスをあててみようという想像力。

そう、大切なのは、想像力。
ハルウララのあの怯えている様子から、
彼女の心情を理解する気があるのかどうかだ
(それを踏まえたらパドックでぎゃーぎゃー騒いだり、
 フラッシュを焚いたりなど、できないだろう)。

ともかく、NHKの特番はちょっと余計な、
独善的な周りの人間のエピソードが混じったけど、
それでも、そこそこいい出来だった。
そしてそれ以上に今週の「馬なり」はいい出来だった。
よしだ先生、すばらしい。


どか |mailhomepage

My追加