un capodoglio d'avorio
passatol'indicefuturo


2004年03月23日(火) ミッション#551

というわけで、上本町から関空行きのバスに乗る。
UAEから帰国してくるネコバス氏とRサンが、
成田への飛行機の乗り継ぎのために関空でいったん時間が空くので、
「じゃあせっかくだしお茶でも」という流れに。
ところが、三鷹のYネーサンが蓬莱の豚まんが食べたいのっ。
とダダをこねだしたために、きゅうきょ、ミッションが組まれる。

関空1階の吹き抜け

関西国際空港の1階南側フロアで、待ち人を待つ。
・・・出てきた、案の定ばかでかい荷物といっしょに。
とりあえず乗り継ぎの手続きだけ済ませてしまい、お茶することに。
UAEはともかく、トルコに足を伸ばしたときの話がうらやましい。
カッパドキア、行ってみたいなあ。
ビザンチンのモザイクも見てみたいし、
トルココーヒーも飲んでみたい、ああ。

ちゃんと「ブツ」を引き渡す、あとは2人に託すのみ。
そして素敵なおみやげをもらう。
いいなー、キリム(トルコの織物)、
どうしてこうシンプルで品があるんだろう。
ご飯を食べた後、搭乗前の時間に、
それ以外にもコレクションとして購入してきた、
すっごい大きいキリムを見せてもらう。
うーん、統一感がありつつ多彩な色遣い、
伝統的だけど可愛らしい図案、
目の詰まった細かい仕事、
素敵だわー、いいなー。

2人を見送って、バスの時間まで時間があるから、
ベンチでロンギの「イタリア絵画史」を読む。
これがかなり面白くて没頭する、
参考書ではなく読み物としてエキサイティング。
翻訳の仕事としても、かなり優れているんじゃないだろうか。
危うくバスを乗り過ごしそうになって、
駆け込んだ車内で、さらに読み進める。

パッと窓のそとが光ったので、目を上げると、
港湾地域のコンビナートが暗闇の海を背景に、
キラキラその照明を輝かせていた。
水の近くの明かりというのは、ちょっと扇情的な光りかたをする、
湿度が高いせいだろうか、白いのもオレンジも、みんな揺れている。

コンビナート

何となく、いろいろ納得して、本を閉じることにした。


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