un capodoglio d'avorio
passatol'indicefuturo


2004年02月21日(土) 入れ替わりなヒト

バイトから帰ってきて、ちょっと気を抜いてうたた寝。
起きて、もう時間無いっ。
と焦って家を飛び出したら、まだ空気は暖かくてホッとした5時。
待ち合わせまでに、タワレコとジュンク堂に行きたかった。
難波のジュンク堂に着いて、
大島弓子の「秋日子かく語りき」を探すけど、見つからない。
CDショップにはクラシックコーナーがあるのに、
本屋のマンガブースに普及の名作コーナーがないのはなぜ。
それがサブカルの悲しさなのだろうか。

大島弓子を諦めタワレコに行く時間も無く、
そのまま近鉄の改札まで戻って、Mクンと落ち合う。
彼は15分遅刻、どかは待つことに慣れている。
違うな、待つことが宿命づけられている。
Mクンは以前日記にもつけたけど、ヨークに一緒に留学してた、
大学ン時の友人、いま博士論文を提出して就職も決まって、
ちょうど、どかと入れ替わりなタイミングのヒト。

なんばパークスに行きたい。
と、どかがまず希望を言い(何かデートみたいだ、どかが女の子役で)、
ああいいよ、そうしようとMクンはナビしてくれる。
旧大阪球場跡地、懐かしいなあ、もう、球場ってばどこにも無いの?
前にここにあって良く来た、あのボーリング場は?

着いてみると確かにこじゃれてる。
うそっぽーい、自然と、うそっぽーい、空間。
全部が一様にうそっぽーいから、それはそれで均一性や一貫性を感じる。
六本木ヒルズと比べて、どうよ?
とか思ってたけど、さすがに六本木とはスケールが違いすぎ。
向こうが「都市」規模だとすると、こっちは「集落」規模ね。

ブラッとして、食べ物屋を探すけど、イマイチどれも。
それでMクンが鞄から難波食い物マップを取り出し、
チェックを入れてくれてたページを一緒に見る
(ホントにマメだなあ、いい彼氏になりそう、このヒト)。
ブラジル料理店は?と奨められて、
いやーちょっとここで勇気は使いたくないかも。
と、弱気保守的末っ子どか。

で、強気挑戦的長男なMの性格とどかの性格の対比について、
ダイアローグしながら代わりに見つけた心斎橋の洋食屋さんを目指す。
戎橋などを通り、人混みにうんざりしつつ、
人混み感で新宿を思い出す。
着いたのは「ばらの木」という、カウンターしかないけど、
イイ感じで古くささがある、馴染みのお店という感じ。
どかはドライカレー(大盛り)と本日のスープ。
Mクンはハッシュドビーフと本日のスープ。

ご飯を待ちながら、彼のデジカメの中の画像を見せてもらう。
いまは広島にいる、Tクンの画像が少し。
ヨークに行った連中って、社会適合率、低いよねーって。
指折りしつつ笑いながらスープを飲んだ。

美味しかった。
うん、いい店だ。

そこを出たあと心斎橋のタワレコに行き、
どかはブラッドサースティ・ブッチャーズのライヴ盤を買うかどうか迷い、
試聴したいなーと思いながらそれもかなわないので、
ちょっと、諦める、社会人時代なら迷わず買ったけど。
チャラの新譜(昔の名曲を再度録りなおしたやつ)が店内でかかっていて、
かなりクラッと来た、すごい、良かった。
でも、買わない。
なぜなら、それが、CCCDだから。

そのあと、御堂筋沿いのタリーズに入って、コーヒーをのみつつ、
まったり、彼の家捜しとか、どかの家捜しについて話す。
久しぶりに会うけど、まったく変わらない空気。
そんなもんだ、友達って。


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