un capodoglio d'avorio
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2003年12月10日(水) 共犯者(〜第9話)

NTV系ドラマ、水曜夜10時。
実は最初、あんまし興味が無くて見てなかったんだけど、
くしくもどかの別の3人の友人からそれぞれに、
「共犯者、すごいよ」って教えてもらって、
第3話から、見始めた。

んんん、確かに。

基本的に、連ドラでサスペンス仕立てって、
伏線の張り方のあざとさが目についちゃって、
ハマりきれないことが多いんだけど。
だから、第1話からノーマークだったんだけど。

でも、出てるキャスト、スゴすぎ。
どかの好きなヒトだらけだもん、
濃いい系で舞台上がりの芸達者、多数!

三上博史:大好き!野島ドラマ(今回違うけど)の申し子、下司だけど上品。
浅野温子:大好き!泣き顔の美しさは比類無い。三上との13年ぶりの共演。
佐野史郎:大好き!すくむような怖さ。「しゃあああ!(見た人は分かる)」
吹越 満:大好き!ってか、大好き!抑えた演技しても、説得力は衰えない。
石橋蓮司:大好き!かなりのはまり役度、渋いなあ、渋いよ。さすがです。

うん、スゴいッス。
某CX系の「白い巨塔」も、かなりお金のかかったキャスト陣だけど、
どかはこっちのが、本当の意味で「豪華」なキャストだと思うの。
とくに面白いのは、90年の「世界で一番君が好き!」以来、
13年ぶりの共演という主演2人。
どか、覚えてるよー、13年前、見てた見てた、あのドラマー。
主題歌は確か<今すぐKISS ME>だったよね、リンドバーグ!

あのころ、トレンディー俳優の名を欲しいままにしてた2人が、
まったく違うテイストの作品に挑んでいた、でも、サスガの演技力。
いろいろ、凝ってるんだよね、カメラワークはとくに。
かなりキツイ広角のレンズを多用したり、
センターをあえて外すようなアングルを続けてみたり、
とにかく「安定」というフォーカスを、外そうと外そうと試みてる。
最初は、カッコイイなと思ったけど、すこしやりすぎかも。
ま、でも、プロット自体が突っ走ってるから、
カメラやりすぎ感が、食傷気味にはならないんだけど。
凝っていると言えば、照明、音響、もちろん脚本も。
脚本は、伏線のあざとさを極力抑えて、
俳優女優の演技力に全幅の信頼を寄せた描き方をしてる。
確かに、この脚本、上記5人がそろわないと、全く成立しないだろう。
ここまで役者に依存する脚本と言うこと自体が、
ドラマっぽくなく、限りなく生の演劇の舞台に近い気がする。

謎が謎を呼び、三上博史演じるマサトって、一体何者?
と、どかも毎週友人といろいろ予想したり感想を話すのが楽しかった。
そしてもう、次が最終回。
どこまで、土壇場でひっくり返してくるのだろう?

で、多分、噂で聞いた話だけど、
大学の寮の後輩が、このドラマ、スタッフに入ってるんだよね。
元気にやってるんかなー、過労で倒れなきゃいいけどなー。
でも、エラいな、こんな面白いドラマに関わっているなんて。

今度、どこかで彼に会ったら、ちゃんと感想を伝えましょう。
とにかく、あと、1回だ!


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