un capodoglio d'avorio
NTV系ドラマ、水曜夜10時。 実は最初、あんまし興味が無くて見てなかったんだけど、 くしくもどかの別の3人の友人からそれぞれに、 「共犯者、すごいよ」って教えてもらって、 第3話から、見始めた。
んんん、確かに。
基本的に、連ドラでサスペンス仕立てって、 伏線の張り方のあざとさが目についちゃって、 ハマりきれないことが多いんだけど。 だから、第1話からノーマークだったんだけど。
でも、出てるキャスト、スゴすぎ。 どかの好きなヒトだらけだもん、 濃いい系で舞台上がりの芸達者、多数!
三上博史:大好き!野島ドラマ(今回違うけど)の申し子、下司だけど上品。 浅野温子:大好き!泣き顔の美しさは比類無い。三上との13年ぶりの共演。 佐野史郎:大好き!すくむような怖さ。「しゃあああ!(見た人は分かる)」 吹越 満:大好き!ってか、大好き!抑えた演技しても、説得力は衰えない。 石橋蓮司:大好き!かなりのはまり役度、渋いなあ、渋いよ。さすがです。
うん、スゴいッス。 某CX系の「白い巨塔」も、かなりお金のかかったキャスト陣だけど、 どかはこっちのが、本当の意味で「豪華」なキャストだと思うの。 とくに面白いのは、90年の「世界で一番君が好き!」以来、 13年ぶりの共演という主演2人。 どか、覚えてるよー、13年前、見てた見てた、あのドラマー。 主題歌は確か<今すぐKISS ME>だったよね、リンドバーグ!
あのころ、トレンディー俳優の名を欲しいままにしてた2人が、 まったく違うテイストの作品に挑んでいた、でも、サスガの演技力。 いろいろ、凝ってるんだよね、カメラワークはとくに。 かなりキツイ広角のレンズを多用したり、 センターをあえて外すようなアングルを続けてみたり、 とにかく「安定」というフォーカスを、外そうと外そうと試みてる。 最初は、カッコイイなと思ったけど、すこしやりすぎかも。 ま、でも、プロット自体が突っ走ってるから、 カメラやりすぎ感が、食傷気味にはならないんだけど。 凝っていると言えば、照明、音響、もちろん脚本も。 脚本は、伏線のあざとさを極力抑えて、 俳優女優の演技力に全幅の信頼を寄せた描き方をしてる。 確かに、この脚本、上記5人がそろわないと、全く成立しないだろう。 ここまで役者に依存する脚本と言うこと自体が、 ドラマっぽくなく、限りなく生の演劇の舞台に近い気がする。
謎が謎を呼び、三上博史演じるマサトって、一体何者? と、どかも毎週友人といろいろ予想したり感想を話すのが楽しかった。 そしてもう、次が最終回。 どこまで、土壇場でひっくり返してくるのだろう?
で、多分、噂で聞いた話だけど、 大学の寮の後輩が、このドラマ、スタッフに入ってるんだよね。 元気にやってるんかなー、過労で倒れなきゃいいけどなー。 でも、エラいな、こんな面白いドラマに関わっているなんて。
今度、どこかで彼に会ったら、ちゃんと感想を伝えましょう。 とにかく、あと、1回だ!
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