un capodoglio d'avorio
どかと同じ日記サーバー<エンピツ>で日記を書いていて、 「お気に入り」に入れさせてもらってる<みなサン>の日記で、 <加藤大治郎選手事故調査委員会>の最終報告が触れられていた。
どかも新聞でその小さな小さな記事を観て「怒髪天衝き」だったから、 みなサンがどかとおんなじ印象や憤りを感じているのを知って、 ちょっと嬉しくて心強く思った。 で、どかとしてはこれを日記にするかどうかで迷っていたのだけれど、 みなサンの真っ直ぐな文章を読んで、どかも書こうと思った。
どかはこれまで<ホンダ>というメーカーには良い印象を持っていた。 スペンサー、ガードナーやドゥーハン、そして今だったらロッシという、 スターライダーが育ったのはファクトリーホンダがサポートしたからだし、 マンガ<バリバリ伝説>で主人公のグンは徹頭徹尾、ホンダ党だったし、 卑近なところでは、どかの父親は最近までHONDA/S2000に乗ってたし。
でもどかは、今後クルマやバイクに乗る機会があったとしても、 まず、ホンダは選ばない、もう、乗りたくない。
大体どかは、春の悲劇が起きた直後、 そのときのホンダの対応も有り得ないと思っていた。 その後に、第三者で構成された<事故調査委員会>を結成し、 原因究明に調査に乗り出すと聞いてどかは少し見直していたのに。 半年待たされた挙げ句に提出された<最終報告>は呆気にとられるものだった。
まず、HRC (Honda Racing Company) のサイトに出ていた、 <結果報告・抜粋>を読んで、わけがわかんなかったのね。 いろいろ言葉が尽くされてるけど、結局、何も言ってない。 で、2ちゃんねるの<大治郎板>のログを読んでリンクをたどり、 rsj.jp というサイトに掲載されていた<詳細>を読んだ。 繰り返し、繰り返し、読んだよ、どかは。 ・・・、やっぱり、おかしい。
アクシデント直前のマシンの挙動とライダーの反応について、 「緻密な」調査による推論が提出されてはいる。 そして結果、<ハイサイド>とそれに続く<ウィーブモード>が、 コースアウトへ繋がる重要なステップとして結論づけられている。
そしてその後の部分で延々述べられていることを要約すると、
1:マシンにメカニカル的問題は無かった 2:コースの安全性はグレーだがレースに先んじてそれを指摘した者はいない
となり、言外にこの委員会が導いた結論とは、
「ホンダは悪くありませんでした」
だけなのだ。 「第三者」の「専門家」に調査を委託して半年間かけたあとに、 遺族とファンが受け取った結果とは、これだけだったのだ。
(続く)
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