un capodoglio d'avorio
2003年11月26日(水) |
G1マイルチャンピオンシップ |
11月23日・京都11R・サラ系3歳以上・芝1600m・・・ ついにG1レース、マイルチャンピオンシップの開催。 どかは折悪しく「幕末」観劇のために上京中、 というか、本気で、チケをふいにしてでもどかは、 京都は淀のターフへ行こうかと迷ったほど。
なぜなら・・・決まってるやん。 愛しのファインモーション嬢の正念場、 ギリギリ差し迫った背水の陣なんだもん。 あの娘は、どかがついていてあげなくちゃ・・・。 ああ、心配。
長期放牧からの復帰戦クイーンステークスは、 オースミハルカの2着に惜敗。 牝馬相手に続いていた無敗記録が途絶える。
そして秋天への出場を懸けた、運命のG2毎日王冠、そして悲劇。 あまり思い出したくも、ない。 馬群に消えていく美しい馬体、いまでも目に残る切ない残像。 そして7着の、惨敗。
昨秋、G1秋華賞、そしてG1エリザベス女王杯を無敗で奪取した、 ヒロインの金色の輝きは、再び戻るのか?
どかは馬単勝負、大外18番ファインから、 2・3・11・13へと流した。 というか、ファインが来れば、とんなくてもいい。 とにかくあの娘がもとのキラキラした笑顔を取り戻してくれればっ。
どかはレースを生で観ることが出来なかった。 ちょうどそのときは、青山劇場にいたんだもん。 でも後日、レースをふとしたVで確認することが出来た。 ファインは直線を向いたとき、なかなかの手応え、 鞍上武豊、奇跡の騎乗、ついに稀代のカリスマヒロイン復活か? と誰もが思った刹那、外から上がり33.5という、 信じられない鬼神のような差し脚を見せて、 11番デュランダルがファインをかわしていく。
2着。
馬券は1着と2着が反対だったら的中。 というか、馬連にしていれば、的中。
・・・でも、良かった・・・、良かった。 泣ける、ああ、やっと戻ってきたよー。 まだ完調じゃあ無い、そんなことは誰もが分かること。 でも、昨秋に爆発した、あのポテンシャル。 それがまだそこに確かにあることが感じられたんだもんよー。 ファインだって、上がり34.1の全然悪くない脚を使ってる。
うんうん、良かった。 とにかく、繋がった。 まだ、この娘は、終わってない。
うんうん。
ほんとうに、よかったあ。
蛇足
最近どかは、よしだみほの「馬なり1ハロン劇場」にハマってて、 その最新の話のテーマが「ファインモーション」だった。 このマイルチャンピオンシップもコメディ仕立てで描かれてて、 プロットの出来自体もとてもこなれてて良かった。 何より、よしだサンのファインへの愛情が滲み出てることが、 どかはもう嬉しいやら切ないやら、うう、よしだサンばんざい。
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