un capodoglio d'avorio
日付がズレてるけれど、11/2のレース。 競馬は何と言っても、秋が面白い。 「天高く、馬肥ゆる秋」だし。
秋競馬にはトリプルクラウンと呼ばれる3つのレースがある。 天皇賞(秋)、ジャパンカップ、そして有馬記念だ。 チャンピオンディスタンスと呼ばれる中距離のオープン戦、 年度代表馬を決定づける3つのレースと言っても良い。 さて、そのトリプルクラウンの緒戦、天皇賞である。 東京・芝・2,000m・定量オープン。
どかは、実はICU祭2日目、出演が終わってから、 府中へ飛んでいこうかと計画してたのだけれど、 で時間的には可能だったのだけれど。 でも、あの体調で行ったら、きっとマジ死ぬと思い断念。 ってか、とても、無理だった。 打ち上げまで少しでも休もうと思い、部屋に戻ってきて、 テレビで観戦することにする。
去年、ファインモーションから年度代表馬を奪ったヤツ、 「黒い悪魔」シンボリクリスエスくんに単勝で勝負する。 というか、春のグランプリ・宝塚記念で負けたのが、情けない。 キミはファイン以外に負けることは赦されないのだよ、クリスエスくん。 宝塚だろうが、盾(天皇賞)だろうが、有馬だろうが、 勝ってもらわなきゃ、困りますっ。 ファインがいないレースは全勝してください、お願いします。
圧倒的に大きい馬体、跳びの大きい走り、追い込みのキレ。 華があるのはまちがいない、さすがに年度代表馬だなあ。 返し馬を観ながら、ぼやーっとそう思ってた。
レース。 2番人気、ローエングリンが大逃げをうつ。 逃げ宣言していた、ゴーステディが追いすがる。 この2頭が後方の馬群をおいてどんどん加速、 4角手前で、20馬身もの差をつけてしまう。 どよめくスタンド。 クリスエスの対抗筆頭のローエングリンは確かに先行馬だけど、 いくらなんでも速すぎっ。 前半1,000m通過が、56秒9。 これは「あの」サイレンススズカの最期のレース、 天皇賞での伝説の大逃げの57秒4をも軽く凌ぐペース、有り得ない。
直線、坂に差し掛かって完全に脚が上がるローエン。 馬群が迫る、そして・・・。 来たっ、クリスエス! 馬群を割って坂を駆け上がるキレ!
どか「行け、行け、行けえええええええええっ」 ぶう「わああ○×△×△○☆」
と、テレビを前にして、アホになって絶叫する2人。
勝負どころを完全に見切ったペリエ騎手、さすがだわ。 ヨコノリ騎乗のツルマルボーイが最後に追いすがるも、 勝負は既についていた、横綱相撲、完勝だあ。 秋華賞に続き、今秋2勝目などか、えへ。
でも・・・、どかが観ててやだったのは、 完全に脚が上がってるローエンを激しく鞭で追う、某後藤騎手。 最低だ、かわいそう、壊れちゃうよ、あんなんしたら。 自分が折り合いをつけられなくて暴走させたくせに、 完全に歩いてる馬に鞭をくれるなんて、 八つ当たりにしか見えなかった。 ゴーステディ騎乗の吉田豊騎手との因縁で、 うがった見方をされてもしかたないよ。
人間、品性だ。
それはともかく。 クリスエスは、秋のトリプルクラウン、意地でも達成してもらいたい。 その緒戦は危なげなくクリア。 次は、世界の強豪を府中に迎え撃つジャパンカップ。 がんばれー! ファインとぶつからない限りは、キミを応援するよ(多分)。
|