un capodoglio d'avorio
2003年11月01日(土) |
民舞公演・ICU祭1日目 |
とにかく、待ち時間が辛かった・・・。 さんさの太鼓は結構、重いっす、背筋痛いの。 重いだけじゃなくて、ぴったり胸に密着させてから、 がっちり固定するから、肺が圧迫されて息苦しい。 そして当然花笠を頭にかぶるからのども絞められて。 ステージ裏で20分ちょい待たされている間に、 なぜか息が上がってフウフウになっている、 ロートルダンサーどか28歳。
今年は全体の踊りの輪としては平均的な人数ながら、 お囃子である太鼓と笛の人数がそれぞれ4人ずつとぶあつく。 しかし、太鼓に関しては、 どか以外は今年初めてドラマーズに入隊の女の子。 ・・・、がんばんなくちゃだわ。
始まって7分程、「二度踊りの三拍子」が終わったあたりで、 泣きたいのを通り越して笑い出したくなるどか。 まだあと20分以上踊んなくちゃなのか? このバタバタ具合なのに? ・・・、いいねいいね、この追いつめられ具合。 背水の陣というか、ダイエー和田ににらまれた阪神アリアスというか。 ステップを踏まなくちゃ輪は進まないし、 バチで打たなくちゃ音は鳴らないし、 さあ、来たぞおっ、これが年に一度、ICU祭のさんさなんだわ。
「鹿踊りくずしの三拍子」はどかはいつもなら大好きな踊りなのに、 きょうは、ダンスクスクスク・・・というくだりが二の腕のけいれんで、 リズムをキープするので精一杯だったり。
「鹿踊りくずしの四拍子」はどかはいつもしんどいなーと思う踊りなのに、 きょうは、やっぱりめちゃくちゃしんどくて、 「誰やあ、こんなにしんどい型作ったんわあ」と殺意を抱いたり。
そして・・・、輪踊りが終わって組踊りに入ったあとの「いりは」。 ヤバかった・・・、まじで。 もう胃がヒクヒク言ってて、もすこしで恐怖の逆流がっっ (いや、笑いごとじゃなくてね、 もしこの後の展開如何によってはの惨劇を想像するだに冷や汗が)。
というわけで、いつもどおり、どかはいくつか、 間違えて叩いたり、ステップを踏み損なったりで、 いつもどおり、雑な感じだったのだけれど。 でもあとの三人の太鼓サンたちは、 そこそこ頑張っていたのではないでしょうか。 Nちゃんは一番太鼓の重圧に良く耐えて引っ張っていってくれたし、 Iちゃんは組踊りでの位置取りなどに気を配っていたし、 Mちゃんはさりげに最もリズムをキープして淡々と、かつしっかりしてて。
・・・。
だめじゃん、どかったら・・・。
ま、でも、ダンサーズハイという言葉の本当の意味を知れるのは、 「ICU祭のさんさ」ならではの特権で、 どかは今年8回目(留学で1回抜けた)、来年は出られなそうだけど、 これまでの7回と全く同じように、 今年も予断を排してグロッキーに「なれた」から良かった。 踊りの「型」に関して言えば、そりゃあ、8年前のどかと比べたら、 いまのが全然ちゃんとしているし、全然しっかりしてるだろうけれど、 「型」をしっかり練習するなんて当たり前のことよりも、 予断を排したりグロッキーに「なれた」りすることのが、 ずっと大切なことのよな気がするから、 だからどかは、きょうのさんさは満足です。
手踊りにいた、サルタさんやブウがきょうほど頼りに思えたこともないなあ。 あ、あと急遽、一八にまわったサエゴンはおつかれさま、ほんとに。 よくがんばったねえ、えらいぞお。
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