un capodoglio d'avorio
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2003年10月17日(金) マンハッタンラブストーリー(〜第2話)

TBS系列夜10時から放送の新しいドラマ。
ちなみに、このクールの木曜日の夜はドラマ戦線において、
一番熾烈な激戦区となっている。
夜9時からはテレ朝で「トリック」があって、
夜10時からは「マンハッタン」とCX系の「白い巨塔」。
どかは「白い巨塔」の豪華重厚キャストにも惹かれたんだけど、
「マンハッタン」の豪華軽妙キャストを獲ることにする。
ってか、ビデオ録ればいいんだけど、
やっぱりドラマは生で観た方がいいとどかは思うの。
どかが生で観るのは「マンハッタン」、これ、決まりね。

やっぱ、宮藤官九郎は面白いなあ。
しかもキャストが鬼才・松尾スズキをはじめ、
どかオキニの池津祥子サンなど大人計画劇団員がたくさんいて、
総力戦の様相を呈してる、ホントに才能集団なんだなあ、あそこって。

KYON2がもう、すっごいかあいい。
上手いと思う、あのポジションであの年齢であのスタイルのヒト、
つまりかつて一世を風靡したアイドルでないと、
ハマらない役どころを、クドカンは準備してきた。
そしてそれは、ミポリンではやっぱダメだろーなっていうことと、
KYON2でこそ映えるよなーっていうことを、
視聴者に納得させるほど、研ぎ澄まされた筆致である。
つまり、女性タクシードライバーで、タクシー会社のアイドルで、
独身で、過去不倫で泥沼を経験していて、ちょっとずれてる、という設定

ミッチーの使い方も、ちょっと卑怯だけど良い。
あのダンスとあの華は、
道ばたに置くよりも、
床の間に置いたほうがいい。
ってか、カッコイイっす。

そして、松尾スズキ。
あれをモザイクなしでお茶の間に流していいのか、TBS!
というくらい、楽しい。
一挙手一投足が、全てヘンというヘンさぶり。
しかもあの設定と言ったら、ププ
(第2話ラストの、あれです)。

TOKIOの松岡クンも、初めて見直したな。
面白いジャン、ちゃんと。

というわけで、どか別枠の「銭形愛」を除けば、
断トツこれが楽しいと思うの、いまは。
クドカン初のラブストーリー、でもぜんぜん、ラブじゃないっていう。
でも、KYON2が自分のマンションの前で、
しどろもどろでミッチーを誘うシーンは笑ったけど、泣けた。
これまでほぼ唯一独壇場だった三谷幸喜とは違うコメディの形を、
クドカンはこのドラマで結晶させてしまうんじゃなかろか。
期待でしゅ。

ちなみに「マンハッタン」の前の枠の「トリック」は、
予想通り、どか的には、ちょっと微妙。
いままでの遺産で食いつないでいるに過ぎず、
新しい要素や新しいキャラクターでリフレッシュを図ろうとしているけど、
どれも不発に終わっている。
あと2回や3回で1話完結というリズムがすでに冗長で、
初代「トリック」のころの1回1話完結のリズムにまず戻すべき。
あべチャン、なませサンはやっぱ楽しいけど。


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