un capodoglio d'avorio
どかが芝居を見始めた1998年の夏。 紀伊国屋ホールで観た「ロマンス」を契機に、 つかこうへいと芝居にハマって以来、 いっとういっちばん嬉しいニュース。 やばい、もう、泣きそう・・・
「飛龍伝」再演!つか演出! そして、そして・・・
筧利夫、キャスティング!!だめだ、もう、まじ、泣きそう。 喜びの沸点は、すでにもう、超えたっす。
ああ、夢なら、醒めないで。
もちろん、第四機動隊隊長・山崎一平役でしょお!
2001年に再演された前回の「新・飛龍伝」のときは、 北区つかこうへい劇団のエース・小川岳男が抜擢された。 山崎一平という第四機動隊隊長は、 筧にしかできないとつかこうへいが判断。 小川用に泊平助という別のキャラクターを、 小川のために書き起こしたというエピソードがある。 つかという演出家が、 いかに筧利夫という舞台俳優に惚れ込んでいるか。 山崎一平という類い希なるキャラクターは、 そうして9年の長きに渡って、凍結保存されてきたのだ。
どかは2001年の「新・飛龍伝」も良質のいい舞台だったと思う。 でも、、、筧の「飛龍伝」は違うのさ、全く別物である。 Vで観ることしかできないけど、 それだけでも世のありとあらゆる舞台を超越したインパクト。
ああ、9年の時を経て、山崎一平が生で観られるなんてっっっ!!
さて山崎一平の相手役・神林美智子である、系譜を見ると・・・
初代・・神林美智子:富田靖子・「飛龍伝'90(vs筧・山崎)」 2代目・神林美智子:牧瀬里穂・「飛龍伝'92(vs筧・山崎)」
3代目・神林美智子:石田ひかり「飛龍伝'94(vs筧・山崎)」
4代目・神林美智子:内田有紀・「新・飛龍伝(vs小川・泊)」
そして、そして・・・次代全共闘委員長を襲名したのはっ
5代目・神林美智子:広末涼子 むむむ・・・。
公演は11月末から青山劇場にて。
さらに、ショックなことに「飛龍伝」に先駆けて、 「幕末純情伝」まで復活させるという・・・(これはつか演出ではなく)。 しかも筧・広末コンビで。
大丈夫なのか、広末?
つか芝居の稽古は普通の舞台の稽古よりも、 ほんっきでハードだと思うよ(実際の舞台見てりゃあ分かることだ)? 2つの芝居を一ヶ月ぶっつづけでやるのんなんて、 職業・舞台役者でも大変だろうに。
ま、とにかく、筧サマの邪魔はしないでね (でも、広末にもちょっぴり期待してるどか、その理由はまた今度)・・・
はあ、もう、わけわかんないっち。 なんなんだ、この至福の奇跡は。 なんか、ひとりで熱くなってるな。 落ち着いて整理しよう。
「つか演出」は<役者の活け作り>という演出法にかけて世界一である。
「飛龍伝」は「銀ちゃんが逝く」と並んでつか戯曲の最高峰である。
「筧利夫」はあまたいるつか役者の中でもベストオブベストである(あった)。
その3つが掛け合わされるのだ、つまり・・・
「飛龍伝」X つか演出 X 筧利夫 = ∞ ということだ。
筧が、舞台役者・筧利夫が、あの往年の「凄み」が復活しさえすればっ。
去年の「透明人間の蒸気」の程度の出来じゃあ、 山崎一平がやれないことは、筧自身が分かってるはず。
マジ、頼むぜ、現代最高の舞台役者の名にかけてっ。
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