un capodoglio d'avorio
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2003年07月31日(木) たまには「日記」

朝から、東大の本郷キャンパスに向かう。
なんだかセーラー服だの、ブレザーだのの女の子がたくさん。
おおっ、なんだこれわっ、そういうお祭りかっ
(やっぱりこの辺が、アホ・・・)!!


と思ってたら何のことはない、受験生の子たちへ、
キャンパスと校舎を開放する日だったらしく、
そういえば、親子連れで来てたり、学ランの男の子もいたり
(なぜ最初に彼らは目に入らない、ワタシよ)。


というわけで惣一郎のアドバイス通り、
提出用のどかの学士論文を「銀杏メトロ」で製本して一息つく。
暑いなー、ひさびさに暑い日、やっと夏っぽくなってきたかー。


帰りは新宿に降りて、2つの紀伊国屋をハシゴして美学史関連の本を探す。
新宿はヒトが多くて、さらに、暑い。
で、三鷹に戻って、きょうは ICUの美術史の先生にご挨拶に伺う。
近況報告して、で、ちょっと勉強のことで相談に乗っていただく。
いろいろ、論文とか本を見せていただいて、アドバイスをもらって。


その後は図書館にそのまま入って、勉強をすることにする。
すでに日は落ちて、空はどんより曇り空。
いつもの2階の東側の席に着いて、カリカリ、コリコリ。
ふと目を上げて、本棚の上に視線を滑らせたら(これが図書館の醍醐味)、
赤い背表紙に目がとまって、グーッと目眩が始まった。


「横浜 対 PL学園」


・・・で、ふと思い当たって、
さっき、1年前の日記(→観るの、スポーツ)を読み直してたら、
やっぱりね、ごめんなさい、ワタシ、嘘ついてましたネ。
スポーツを見て、泣いた記憶はそこで「4つ」って書いてるけど、
わたしは、あの「横浜 対 PL学園」を部屋で観ていて泣いてましたね、
まぎれもなく。


あんなすごい試合、観たこと無いよ。
怪物・松坂 対 強豪・PL学園・・・、どかはPL学園を応援してて、
延長17回、何度も何度も横浜に勝ち越されて、
何度も何度もPLは追いついて、追いつくたびに泣いてたよ。
じっさい、あの1試合だけで充分一冊のドキュメンタリーが書けるほどの、
まさに空前絶後の試合だった、プロではあんな試合は、無理だ、
例え今年のタイガースでも。


最後、打たれたPLのエース上重クンは、チームメイトがみんな、
悔し涙で頬を濡らしていたのに、ひとり笑って、周りを励ましてたんだよね。
準決勝、横浜が6点差を逆転して勝ったことよりも、
決勝、松坂がノーヒット・ノーランで優勝したことよりも、
あの準々決勝のが、人々の記憶に残る試合だった、なーって。
そんなことを思いながら、その本を読んで休憩した。


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