un capodoglio d'avorio
2003年05月26日(月) |
'03 Rd.4 FRANCE/Le Mans |
きょうは昼から京阪電車に乗って、 淀のターフを右に見ながら、一路京都を目指して、 一昨日のシンポジウムのパネラーも務めてた教授と面談。 ひさびさに緊張したあ、ま、それはそれとして、おいといて。
実家ではちゃんとBSが見られるので嬉しい。 フランスGPを一応生で(タイムラグはあるにせよ)観戦、 WITH 眠い目の父親と、昨晩ね。
フランスにはポールリカールっていう名コースがあるのに、 なぜルマンのこのせまっくるしいちゃちなコースを使うのだろう。 ちなみに「ルマン24時間」で使うコースは今回のGPのコースの ぐるり外をとりかこむデカいもの。 サーキットが二重になってんだよね、確か。 ポールリカール、昔ランディ・マモラとかガードナーが すっごいかっこよかったのにな。
さて、そのせまっくるしいサーキットで。 曇天模様の中、レッドシグナルがグリーンに。 カピが水際だったスタート、そしてノリックがやはりスタート上手いっ。 いいよねー、スタート上手ってー、かっこいいよ。 しかし程なく、ロッシくんが余裕でトップを奪い、 コンスタントにアドバンテージをかせいでく。 いつもの独走パターンに陥っていくのを「あーあ」と見てたら、 なんと雨が激しくなって、レース中断。
で、レースはツーヒート制となって、後半戦を再度、 グリッドからスタートすることになる。 完全にウェットコンディション。 で、どかはかなり疑問に思ったことがある。 去年まではレースが中断になったラップまでのタイム差を、 後半戦のタイム差と差し引きして順位を決めていた。 つまり後半戦の見かけの順位はそのまま着順ではなかったのだ。 これは確かに見ていて分かりにくいけれど、 でも一番フェアーな裁定だと思うからどかは支持していたのに。 なぜか今年は中断までの前半戦のタイム差は全てチャラとなり、 その順位だけをグリッドの順番に反映させて、 で、レースはあくまで後半戦のそれで決定することになったらしい。
どかはロッシ贔屓を自認しているけれども、 でも、フェアじゃないよなあと思う。 あれだけアドバンテージをかせいでいたのに、 後半戦はジベルナウのすぐ後ろにテールトゥノーズで着けていたのに、 負けは負けだなんて、おかしいジャンどう考えても。 じゃあ、前半戦のあのロッシの才能の発露はどこにいったのさ?
というわけで勝ったのはウェットコンディションで、 器用なスロットルコントロールを見せたセテ・ジベルナウ、今期2勝目。 別にジベルナウにケチをつけるわけじゃない。 Welkomでの勝利よりもむしろ私はここの勝利のが、 えらいなー、すごいなーと思うくらい。 「大チャンのチームメイト」という肩書きではなく、 「GPライダー」という肩書きで素直に認識できる、ここにきて。 でもね、やっぱジベルナウが悪いんじゃなくて、 FIMはちょっと考えたほうがいいよ、おかしいもん。 いくら「テレビ映り」的に見かけの順位と実際の順位に乖離が出るのが、 マイナスすぎるという判断があったとしても、 ロッシは最初のドライコンディションで、命を削って走ってんだよ。 大チャンの事故からまず私たちが銘記しなくちゃなことは、 危険と背中合わせにスロットルを開けるGPライダーへのリスペクトでしょ? あの勇気と英知と才能へのリスペクトを新たに意識しなくちゃなんじゃないの? FIMがテレビ放映権の収入をファーストプライオリティに考えるような、 利権主義に凝り固まってる限り、GPの発展は無いぜ、まじで (そんな利権主義は四輪のF1に任せとけばいいんだよ、 GPは、これまでもさわやかなスポーツマンシップの場でいたのに)。
なーんて、あんまし関係のないところに考えが走ってしまうけど、 雨のレースはやっぱり、どかは好きじゃないかな。 ま、天気は選べないし、その与えられた環境の中で速さを求める ライダーやチームの姿勢は美しいのだけれどね。
ノリックは健闘したと思う。 真矢王子は、んー・・・がんばれ、ちょっと辛いけど、がんばれ。 芳賀サンはおめでとうだと思う。
|