un capodoglio d'avorio
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2003年04月21日(月) 民舞公演・2003年度新入生歓迎公演

朝早くから総武線にガタゴト揺られて野を越え川を越え、
某大学に向かう、吐き気がするくらい眠い、だって寝れないんだもん。
北イングランドみたいな低い雲、世の中、イヤなことばっかだわ。
教授に挨拶し、少しミーティング、その後聴講、勉強の世界はキレイだ。

帰ってきて、小一時間だけ仮眠、その後公演の準備へ向かう。
幕を張って、ストレッチして、衣装をつけて。
今回は、どか、ほとんど幕裏にいるか、太鼓をたたくか、踊るかしてたので、
写真を撮る暇がなかったため、画像はナシ(というか、ぼんやり忘れてた)。

綾子舞は・・・、全く見られず。
幕裏でドタバタを極めていたため。
とりかぶとを忘れるなあー。
でも、間に合って良かった。

鳥舞は、幕の隙間から少し覗いただけだったけど、
良い具合に身体がほどけていて、過渡期として良いのではと思った。
ほどけっぱなしではしようがないけれど、
こんがらがってギゥッと固まってる身体は、まずばらさないと、
ちゃんと結びなおすこともでけへんし。

三番叟は、どか、太鼓たたく。
腰が全体的に高い、手足が若干縮こまる、センターをキープできない。
といったマイナスはあるにせよ、初舞台の三番叟としては、
かなり上出来、というか出来すぎと言ってもイイくらいじゃないかと。
もともと身体に恵まれている子だから、これからに期待。

たけのこ舞は、これも全く見られず。
さんさの太鼓をセッティングして、笠をかぶったりと忙しく。
でも、幕裏のコーラスは、かなりイマイチだったかと。
みんな、本当に、知らなかったのね、たけのこ舞の歌。
ソロでたけのこ舞をやり通したエディンは、それでもエラいと思う。

さて、さんさ、どかは太鼓。
ICU祭でやるときは、いつもいつも、速くなりがちだけど、
今回、速くなんなかったなあ、というか遅め?
とにかく時間も短いし、最初から全力疾走でとばそうとは思っていて、
実際、動きはそれなりに大きく弾けつつまとめられた気がするけれど、
その分、リズムを刻んでいくのが大変だったなあ。

・・・辛かった。
やっぱり、爽快感はあんまし無い。
最近どかが囚われてるネガティブスパイラルから抜け出すほどの、
加速度はついに、獲得できず、ダメだったか。
頭は空っぽにしてたし、意識の上では引きずらないようにしてたのだけど、
身体と無意識が、どうしようもなく、足をとられている。
つらいな、かなしいな、くやしかないけど、つらいな。

「ヤなことばっかだ」。

って思いながら後かたづけ。
でも、久々にココロが軽くなる。
花束をもらった。
歌を歌ってもらった。
最近、民舞も辛いなあって思ってたから、
なんだかびっくりした、泣かなかったけど、
でもそれは多分、ここ二日間、どかが夜、泣きっぱなしで、
枯れてたからだよ、もう、水分が。

でもきっと、明日からまた、
緩いすべり台を降りながらぬるくイヤな流れにまかれる日々。
それでも今夜は、とても嬉しかったです、みんな。

というわけで、どかはきょう、28歳になりました。
生まれてからこれまでで、最低の誕生日になることを、
自分でもあきらめてたのに、どたんばでかろうじて救ってもらった。

ありがとう、みんな。


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