un capodoglio d'avorio
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2002年10月13日(日) G1秋華賞

京都競馬場で開催される牝馬三歳三冠の最後のレース。
どかは改装中の東京競馬場(府中)に向かった、秋晴れの空。
いくら目の前でレースが見られないといっても、やはり新宿のウィンズよりも、
日なたの下、馬場内の芝生でぼけぼけ競馬新聞をチェックしたり、
メインスタンドからターフの向こうにオーロラビジョンでレースを追うほうが、
どれだけ健康的で気持ちが良いだろう。

メインは京都第11レース「秋華賞」、大本命は武豊騎乗ファインモーション。

ユウキャラットやチャペルコンサート等の今年の春になじみのある馬をおさえ、
さらに蛯名騎乗で対抗一番手のサクラヴィクトリアをからめる。
いつも通り<馬連>で買おうかと思ったけど、新方式の<馬単>、
さらにこれも新式の馬券<三連複>に挑戦してみることにする。

 馬連:一着二着を「組み合わせ」で当てる
 馬単:一着二着を「順列」で当てる
 三連複:一着二着三着を「組み合わせ」で当てる

要するに馬単や三連複はかなり獲るのが難しい馬券でその代わり、
オッズも高くつくということになる。
さて、レースだ。
あ、下の写真はえもやんのデジカメを借りて撮ったの。
メインレース発走の時刻が近づきぞろぞろ馬券売り場からスタンドに出てくる猛者たち。



もう、ファインモーションが別次元のレースをした。
スタート直後から位置どりがさりげなく上手い。
コーナーを立ち上がるときは三番手なのだが、
何というのだろう、迫力、必然、
そこから先の直線で誰よりも速くスパートするであろう予感、
というより確信がイメージとして一瞬に伝わってきた
(かつて神戸製鋼のイアン・ウィリアムスが独走80メートルトライをとる直前、
 誰もがその後に起きる奇跡を具体的に映像化してイメージしたように?)。
かくしてそのイメージ通り、直線半ばにはもう二馬身のリード、
ゴールの時点では三馬身半のリード、
武豊はやるべき仕事をしてやるべき走りをさせて、
プロのジョッキーであることを証明した。
馬自体の強さに圧倒されて呆然としたのはこれが初めてだ。
去年にはダートの怪物、クロフネがいたが、どかは彼とは会えなかった。
でもファインモーションと会えたことは本当に良かったなあとひとりごちた。
なんだろ、サンプラスのテニスのゲームや、GPのロッシの独走逃げ切り、
ボクシングのデラホーヤがKOを決めた試合を間に当たりしたような衝撃。

さて、馬券は馬単も三連複も、むふ、獲っちった、へへ。
馬単はまあ、本命(サクラヴィクトリア:三番人気)だったのでやれやれだけれど、
会心は三連複。
三着の安藤騎乗のシアリアスバイオ(七番人気)をおさえていたのが、
えらい、どかぴんっ。


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