un capodoglio d'avorio
passatol'indicefuturo


2002年10月02日(水) いまは

早めに会社あがって、三鷹に戻ってきてメイロウと、
その奥さんであるところのユカちゃんと食事、ユカちゃん久しぶりー。
二人とも同じくらいの驚異の推進力を持っている、
ちょっとかっこいい、魅力的なカップル。

以前の知り合いと会うのは楽しいものだけれど、
時々胸が苦しくなったりするものだ。
どうしても昔話が盛り上がってしまうし、
昔の知り合いが今どうしてるかという話以外に、
先にはなかなか対話が進まないからだ。
かえって、あかの他人、よりも。

今夜は、違った、そうはならなかった。
過去の話と、現在の話、そして未来の話がどんどん展開して、
安易なセンチメントに堕ちていかないから。

でも、きょうは、何度か弱音が口の端をノックする。
コンコン。
コンコン。
視線が下がってくる、カラヤンが辛い。

それでもいまは、いまはどかは前に向いて歩かなくちゃ。
止まっちゃダメだ、歩かなくちゃ。
朝には、卑小さが沁み渡っている自分をふとんの中に発見して、
夜には、骨の髄より滴り落ちる疲労をこぼさないよう電車に揺られ、
それでもなお、均質の時間に浸されて損なわれていくものを、
慎重に選び取って守んなくちゃ、
ふっと新しい風が吹く、異質の時間にまで、運ばなきゃ。


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