un capodoglio d'avorio
2002年09月30日(月) |
Rd.12 BRAZIL/Rio |
オーソリ・ミミ姉さんから郵便受けに届いた記録。 前もってメールで「期待するな」とも姉さんより聞いていた。 そして、観たものは、ああ、雨天のサバイバルレース。
つかこうへいはかつて、舞台に上がる役者の条件として、 レースの最高峰「F1」のような狂気とスリルのスピード感だと喝破した。
役作り?テクニック? そんな小手先の技術なんてどうでもいいんだよ。 なぜ人々が「F1」のレースに熱狂するか分かるか? 誰がわざわざ高い金払ってまで素晴らしい「車庫入れ」なんか観るかよ。 そこにはギリギリまで高めたテンションとスリルが無いとダメなんだよ。
まあ、ここで「GP」と言わず「F1」と言ってしまった劇作家も、 どかにしてみればまだまだ脇が甘いなというところだが、 一理ある言葉に違いない(・・・嘘です、すんません、先生)。
さて、どかが言いたいのは、だから雨の中のレースは、面白くない、と言うことだ。 ライダー全員が滑る路面という足かせをはめられてよたよたしてるんだから、 狂気もテンションもあったもんじゃない。 あー何書こっかな・・・ と思ったらなんとブウが一足先にレビューを書いていた。 ので、勝手に無断でリンクを張ってしまうことにする。 ゲタ、あずけちゃおうっと(→ブウの雑記へGO!!)。
まあ、どかとはかなり切り口は違うけれども。 メカの知識はぶう氏はかなりのものがあるし、どかはとても及ばないな。 一応、付け加えると、GPの解説者の中で坂田和人だけは本当に凄いと思う。 彼はライダーとして素晴らしい自己表現ができるだけではなく、 他のライダーのそれも的確かつ鋭い洞察力でわかりやすく明示できる。 今回の解説も冴えてたと思う、アナウンサーはイマイチだったけども。 いいなあ、才能って。
あと雨の中の、ロッシのコーナーへのツッコミ。 ウェットなのにリアを外にスライドさせながらマシンをリーンさせてしまう映像は、 悔しいけれどエキサイティングとしか言いようがない。 二輪がドリフトしていくだけでも素人には衝撃的な映像なのに、 ロッシはもはや、異次元の存在になってしまった、不憫だ。
というわけでロッシ、ワールドチャンピオン決定。 12戦中10勝という圧倒的な成績で。 嬉しかったのは来期もロッシはGPを走ってくれるらしいこと。 普通これだけ圧勝したら、もうモチベーションは維持できないだろうに。 でもそれをとりあえずもう一年、ロッシは行くのだ、修羅の道を。 そう、その道を走り続ければいずれ、 チャンピオンの枕詞に「偉大な」とつくようになる。 あの巨人、ミック・ドゥーハンのように。
Moto-GP Rd.12 BRAZIL/Rio 1位:ヴァレンティーノ・ロッシ HONDA 2位:マックス・ビアッジ YAMAHA 3位:ケニー・ロバーツJr. SUZUKI
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