un capodoglio d'avorio
passatol'indicefuturo


2002年09月28日(土) アダージョ・カラヤン

朝から練習、さんさをかっちり、鳥舞をみっちりみっちり。
その後SCHでミーティング、途中なんと、クワジィが合流。
例によって、クワジィ初体験の面々には戦慄が走ってる、楽しい。
学食でご飯を食べながら、携帯のメールをチェックした。
・・・訃報が届く。

この日記でも何度か書いた北海道に戻った「教授」が心筋梗塞で・・・
カラヤンを心から愛し、それが高じてホームページまで開設し、
どかに「教授」セレクションのカラヤンスペシャルCDを二枚もらったり、
それ以外にもクラシックのCDをいくつかリクエストして焼き焼きしてもらったり。
どかと同じタイミング、今年の四月に一緒にオーソリセンターを「卒業」したので、
送別会もみなから一緒にしてもらった。
最後に会ったとき、それはその送別会の席上だった。
どかは別れ際、彼のところに行って。

  今までお世話になりました、ありがとうございます。

  まあ、どかさんも頑張って。
  私も北の国でやってみますよ。
  ホームページ、頑張ってね。

  はい、またカラヤンのページ、見にいきますっ。

・・・そう、ちゃんと笑顔で目を見て、握手したと思う、良かった。
その後、この日記でどかがグロッキー気味なのを心配してくれたのか、
三通ほどメールをくれた。
そんな長いメールではなかったけど「日記はチェックしてますよ」ってことと、
「しっかり自分の道を行きなさい」ってことが書いてあった。
今でも忘れない、一節。

  まあ、どかどかくんのことはあんまり心配していません。
  あなたには自分の世界があるから、大丈夫でしょう。

涙が出るほど嬉しかった、本当に、本当に、嬉しかった。
うちの会社には、今の部署には全く尊敬できる人間はいない。
でもオーソリセンターには数人、いた。
彼はその一人。

お酒が好きで、クラシックが好きで、
どかみたいな若輩にも分け隔て無く本気で話してくれて、
ネガティブな感情は半分にして、ポジティブな感情は二倍にして表現し、
クレームもその大きな背中を丸めてきちんと対応し、
そんで昼休み中、いつもいつもどかに、

  ねえどかどかさん、私のページ、ついに5,000カウント行ったんですよ。

  どかどかさん、いいバッハが手に入ったんだけど、焼きましょうか?

  HTMLで少し聞いてもいいかな、どかどかくん?

なんて、ことをのほほんと話してた。
供養に何が出来るだろう。
夜部屋に戻ってきて考えた。
簡単だった。
彼に焼いてもらったCD-Rを一晩中、かけることにした。
一曲目は・・・

<ヴィヴァルディ・協奏曲ホ長調恋人RV271より2楽章カンタビーレ>
もちろん指揮は、アルベルト・フォン・カラヤン。


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