ねろえび日記
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2006年02月18日(土)  「大田王 PRESENTS MISSION IMPATIENT」ビデオ

郵趣の同好の士にして芝居観劇の師匠でもある友人が、私があんまり粟根粟根と五月蝿いため粟根さんご出演の昔の演劇ビデオを譲ってくれた。

「大田王 PRESENTS MISSION IMPATIENT」1999年

ちなみに定価で送料は向こう持ち。
ふと気まぐれでヤフオクで調べてみたら今年初め頃のオークションで1万円越えで落札されてるぅ〜。ひぃ〜、2.5倍。中古なのに定価かよ〜などとちらっとでも思ってごめんなさい。お、お宝ビデオなのね。


出演者兼制作者が豪華(だという気がする、小劇場系初心者の私でもわかるくらい)
「スパイ大作戦」をモチーフにかなりアホっぽいネタの数々を全身全霊でやっている、というかやりたい放題。楽しそー(やってる人たちが) いや、観てても楽しいです。
つまり、豪華なおやつ。


粟根チェック。
35歳の粟根さん、若いわ〜、お坊ちゃんというか万年学生(研究室残留)さんみたいな印象。

コスプレ色々。
七三分け黒ぶち眼鏡で紺ブレ姿に自分が粟根さんの七三に弱いことに気づく。その上前髪がハラリと乱れると軽く発狂。
ヅラ及びメイクなしでセーラー服はモエというよりアブナイ香りがする。
ピエロの格好で一輪車。一輪車、乗れるんだ〜。
奇妙なファッションショーでポージングとか。
白いシャツで踊りまくり。ピシピシ音が聞えてきそうだ。
極め付けは、ご自身仕切りのコーナー「ショッカー・プレゼン」の大幹部。ウエストシェイプの紫っぽいジャケット、インナーにフリフリレースの白いブラウス、黒いロングブーツはむろんパンツをインだ。上官っぽいデザインの帽子。ついでに銀の指し棒。もう無意味にお耽美でございます。クラクラする。悪者キャラの声色もいいが、しんどくなって素っぽい喋りに戻すもこれまたいい感じ。


後藤ひろひとサンと三上市朗サンはやはり傑作。
山内圭哉サンはやはりカッコイイ。
川下大洋サンは初めて観たと思うのだが、芸達者で思わず目が追っている。モエはしないが、独特のカッコよさがあって演劇人として好みのタイプ。しかも粟根さんと張り合う理屈屋という点に注目。声がよくて知的な男に弱い自分。
「人間120ch」(テレビやラジオのナレーションネタを数十個立て続けに連射)はネタがよくできてるのと技術的レベルが高いのに感動。



それにしても、昔こんな面白いモノがあったんだ〜と今さら口惜しい思いをすること最近多し。
プガジャ(わかる?)片手に街をウロウロしていた高校生かせめて大学生の時(怒濤の70年代ですよ)にもうちょっと突っ込んでアレとかアレとか観ていたら……と考えてしまう。地元だもの、ニアミスだもの。例えば、下鴨は糺の森に紅テントを観に行ってたのに御所近くの自分とこの学館(学生会館)に来た「そとばこまち」は観てない、とか。

ま、残り少ない人生、自分なりに今を謳歌しつつ発掘物も楽しんでいきたいですワ。こんな風に過去と現在が交錯する感覚も悪くないかも。
ホント自分だけの世界で、すまんね。
だいたいKinKi Kidsのリアルタイム日記でさえ、自分浮いてる?と思うことがしばしばだもんな。


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