ねろえび日記
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2006年02月19日(日) |
「Endless SHOCK」観劇 |
「Endless SHOCK」本日昼の部に行ってきました。
【追記】
的外れSHOCK遠征記
嗜好思考が自分と酷似の同年代の剛寄りKinKi友と連れ立っていざ東京へ。 両名とも往路新幹線車内からトップギア、「SHOCK」観劇に赴く者にあるまじき発言連発(詳細は伏す) 「おまえ(観る資格ないから)ここからでも帰れ!」と互いに言い放つこと数限りなし。名古屋にて……熱海にて……品川にて……帝劇幕間にて……東京会館喫茶にて(もう観終わってるし)……帰路新幹線車内にて(だから帰ってるてば) そんな茶々(茶々?)も楽しく、色んな芝居やドラマの話、ENDLICHERI☆ENDLICHERIの話、合間に粟根ネタを無理矢理挟みつつ、終日(観劇時以外)喋り倒した。帰宅後のどが痛い。たぶん風邪。一夜明けても不調。ま、いいや。
当日最も盛り上がった瞬間を告白しよう。 帝劇の入口で「エリザベート」のチラシを発見。 言っておくが、2人ともエリザ素人だ。とも:友人、のり:私
のり「コレちょっと興味ある。チケットが手に入ったら1度観てみたい」 とも「今回内野さん出てないんだよね」(新感線に出るから)
のり「シンジが出てるやん!」(興奮のあまり呼び捨て) 写真がこれまたとてもいい感じ、お耽美でお綺麗で。 とも「おぉっ〜!」(同じく興奮) 2人「俄然本気で観に行きたくなってきた」
というのもつい先程ほど2人して武田真治くんがイイと言い合っていたのであった。 曰く、菊ちゃん(@神はサイコロを振らない)可愛い、「めちゃイケ」(光SHINJIも見た)面白い、堂本兄弟のサックスが素敵だった、舞台版「電車男」観に行けばよかった〜、可愛いんだか可愛くないんだか、カッコイイんだかカッコよくないんだか……とにかく注目の男だ。
着席して薄暗い中チラシを見る。 とも「ダブルキャストだって」 のり「へえ〜、何の役だろ」(わからんくせに) とも「(目を凝らす)トートだって!」 のり「えぇっ〜!」(それくらいはわかる) のり「でも、写真は白い人じゃないよ〜」 とも「山口さんと差別化かな〜」 真相は謎のまま。ま、チラシ写真と本番ビジュアルが異なることはよくある(例:新感線=詐欺)のであまり追求しないでおく。
が、日生劇場に遠征するほどの思い入れはなく(そもそもチケット完売)大阪に来るかな〜と淡い期待を抱くのみ。というか、大阪公演があったとしても武田くんじゃないと意味がない(ミーハーすぎてごめんなさい)
開演直前にコレだもん。おまえらここからでも帰れ。
で、ナマ「Endless SHOCK」の感想は、物凄く手短に乱暴に言っちゃうと、期待していたほどではなかった。 先行試写会のほうが見応えがあった(昨年版と本年版の内容の差ではない) 音(太鼓の響きとか)はナマのほうがよかったけどね。 すみません。 席(1階最後列上手端)のせいもあったかもしれないけど。
「Endless SHOCK」は以前の「SHOCK」の奇想天外なストーリーからは改良されたと聞くが、やはりトンデモ話だと思った(何故か試写会ではあまり気にならなかったのだが)
そもそも、いくら本身の刀を手にしたとはいえ致命傷を負わすような「演技」をするのが納得できないのだ。 竹光(っていっていいのかな、えーと、模造刀ね)だってホントに身体にブスっと刺してるわけではないのだから真剣でも、いや真剣なら余計に相手の身体の脇を刺すとかくらいの危機回避の機転を何故利かせないのか? 普通の感覚としてブスッと刺すより自然な成りゆきだと思うけど。邪悪な計略で頭がいっぱいだったリョウ(ツバサ)の精神は正常じゃなかったってことだろうか(あろうことか後半でコウイチがこの行為を「よくぞショーを続けた」って感じでホメてるし)
まあ、それを言っちゃあオシマイ、つーか、話が始まらないわけですが(兎に角コウイチには死んでもらわなきゃ、と) ただ、自分が死んだこともわからんノーテンキな舞台バカという設定はキライじゃないです。
他にも山盛り沢山ツッコミどころや疑問はあるんだけど、ま、いいや。ストーリーもさることながら芝居部分の演技が……もにょもにょ……だから。 あと、「メッセージ」つーんですか、込め方がダイレクトすぎて若干説教くさくなって息苦しいのも苦手。
あ、息苦しいといえば、パンフレットも光一礼賛自画自賛満載なのもどうかと思うセンスだ。まあ、文章は添え物なのかな、全くないと格好がつかない、とかで。稽古場写真、シーンリストと音楽リスト、キャストとスタッフのデータだけでもいいんだけどな。
それと、公演時間が長い。 自分は長過ぎると感じました。
でも、楽曲は素敵だし(はい、サントラ聴くのが楽しくなりました)、歌と踊りのシーンは観ていて気持ちがよく、楽しかったです。飽きないのね(意外とフライングとかは「またか……」と飽きてしまうのだけど) 特に好きなシーンは「World Adventure」の中国からアイリッシュ風のダンスまで続くタップの群舞と、コウイチ組vsリョウ(ツバサ)組の「Why dont't you dance with me?」
座長は確かに「凄い」とは思うけど、あまり彼を凄い凄いというのもどうかなという気がする、作品の評価として。 あ、「カンパニーが凄い」というのもほぼ同じことだからね。
以上、愛に満ち溢れたダメ出しとはいかないが、むろん毒にまみれた中傷でもない、フッツーの感想のつもり。 観劇後すっごい語り合ったから、ツッコんで楽しむというのもこの作品の醍醐味なのかなとも思う。
そもそも私が「SHOCK」を観に行くのは、 動機としては、光一さんが全身全霊で取り組んでいる作品を1度はナマで観ておきたい、 姿勢としては、自分のアンテナに引っ掛かったいくつかの舞台作品の中の1つとして観劇する(ちょっとシュミからズレてるかもしれないけど) 矛盾しているようにみえるかもしれないけど、そういうことです。
亮ちゃんが観られたのは収穫でした。 最初にステージセンターに登場した時(その前の上手サイドのピアノシーンは見切れた)には、関西のあんちゃんがこんなリッパな舞台に立てて……とちょっとうるっとしそうになった。が、舞台が進んでいくうちに、そんなにへりくだることもないか、と(オイ) ダンスや歌は、う〜ん、おまえ引っ込めというほど酷くはなかったと思うけど、やはり周囲よりは見劣りするかも。全体の評価では(ショーが中心の舞台ということから考えたら)翼のほうが適役だとは思う。 演技の部分も声は通らない、滑舌はよくないで(テレビドラマのようにはいかないのねと)ハラハラしていたが、2幕の階段での告白シーンは(内容はヘンな論理だけど)とにかく情に訴えるモノがあってうるうるした。演技力という基本的な力ともちょっと違う気がするのだが、芝居をするにあたって名状し難い魅力や吸引力を持ったコなのだなと改めて感心した。 あとねー、コウイチを足蹴、リカを突き飛ばし、この2個所ははずせませんな。残念ながら「段上でニヤリ」は見えませんでした。 見た目もどの衣装も結構似合って可愛かったですよ(贔屓目)
あとは印象的だったのは屋良くん。もともと好きな顔だちのコだったのだけど、ナマで聞くと声がとてもよくてうれしくなった。それと太鼓の辺りのブレイクダンス風の踊りの見事さが印象に残った。
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