not ready

2004年06月25日(金) 空っぽの部屋と

吸殻の山を眺めながら一人飲むコーヒー
気の遠くなるような時間を今まで歩いてきた。

彼女の写真を眺めながら一人飲むコーヒー
重ねた時間を取り戻しは、もうできないんだ。

「今日は私が炒れてあげるよ」
と僕に出したコーヒーはいつもより少し苦くて濃くて、別れを予感させた。

空っぽの部屋と君の写真と1人のコーヒー。
湯気だけが時間を動かしてゆっくりと僕は、君の写真眺めてる。

君と二人の写真見つめながら想うよ幸せの日々、
淋しさ紛らわすタバコ、日に日に増えた。
空っぽの冷蔵庫とカレンダー、想うよ幸せの日々、
1つずつ思い出捨てるため、流すよ涙。

今日部屋を出る事にしたよ
メモに書いた最後の文字、涙で見えない。

空っぽの部屋と君の写真と1人のコーヒー。
誰も居ないのにメモだけ残した。
君の笑顔はこっそりポケットにしまった。

ゆっくりと朝が訪れる。


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