2003年11月04日(火) |
仕事後のファミレスにて |
朝方のコンビニには色んな顔がある。光と影が混在する空と煮詰まった珈琲を飲みながら。僕は今日の講義時に出さなければいけないレポートの追い込みをかけていた。夜からずっと居るのだが、進まない。焦りばかりが進んでしまう。 すっと朝に切り替わる空には赤が射し込む時間になると、来店を告げるベルが鳴った。いつものファミレスのシステムだ。スーツの二人組が入ってきた。 時間から言って、仕事が終わったホストだろう、小綺麗にしてあるのも含めて。 「あの女、ぶん殴ってやろうかと思ったよ!」 「実際、できねーだろ!」 「俺、思うんだわ、〜思ったよって言ってる本人は絶対に何もできないんだわ!」 「意味がわかんねーよ!」 「だからさ、よくいるだろ?マジで殴ってやろうかと思ったとか言ってるオマエみたいな奴が。思ったってのは思っただけでマジとか言ってるけど、実際にはできっこないってことダヨ!殴ることだけじゃなくて他のことも同じだよ。思ったなら、実行しろってね俺はいつもそいつに言いたくなるよ!」 「ふーん、分かったような・・・。」 「んで、他に面白い話があるって言ってだけど何よ?」 「あーあ!まゆみって言う女今日いたろ?」 「ああ。」 「持ち帰ろうかと思った」 「だから!!!」
こんな感じで僕のレポートは終わる訳はなく、結局やろうと思っただけで、実際には終わらないのだろうな・・・。
|