帰り道。1人歩く帰り道。明日は晴れて欲しいと願う帰り道。ゆっくりと煙草を吸いながらの帰り道。吐き出した煙はここではない、どこかへと向かい消えていった。街の光がやけに僕を寂しくさせる帰り道。ふと空を見上げた・・・上弦と満月のちょうど間の微妙な形をした月が『明日は晴れるから』と、言ってくれた気がした。