元・白血病患者の日記
 

2006年02月24日(金) ウネ、何事もなかったかのような顔をして出戻る

 朝。ウネが開口一番、「棟梁、わたしドタキャンされちゃったみたい」と言う。年配に慰めてもらおうとでも思っていたのかも知れないが、奇声に近い大声で教室中に知れ渡る。それって逆効果ってやつですか。

ソソクサとオバちゃんの所へ遠征に出て、言い訳を連発してるみたいだが、そんなことってあるのだろうか? 昼行灯のイトウちゃんが退校の手続きを全然やっていないので(!)、まだ退校扱いになっていないらしく、3月も引き続き来るらしいが実に迷惑な話である。イトウちゃんのドアホ! ボケ!

「きっと若い娘も面接に来ていたんだわ」って、人選は若さだけではないと思うし、学校に連絡をしてきたくらいなら、そんなことで取り消しにはしないでしょ?
 しかし…もし事実なら、それがまっとうな担任なら相手企業に怒鳴り込むような場面なのだろうが、我々の敬愛する伊藤雅教先生さまには、そんな気配は微塵もなかった。

 朝礼の時、イトウちゃんが「3月の朝礼は1日なので、みなさんには関係ないかな」と言う。みんなで「あら?」という顔をしていると「どうも皆、まだ3月の活動についてわかっていないみたいだな。また直前に説明はするけど」と不機嫌モードになった。何がいいたいのか…よく分からん。

昨日の『試験』と同じで、大きな声では言えないがという類のものなのだろうか。まぁ、定年間近の公務員、勝手に適当な仕事を続けて薔薇色の老後を迎えてくれ。

 午前中は、せっせと製図に取り組む。全パーツを結合させた図は、大きさ的に図枠を出そうであったが何とか乗り切れそうな雰囲気である。描きなおしじゃなくて一安心、SEED佐藤みたいに図面を破くのは嫌だもの。ただ、ボルトの円弧がどうも目立って仕方がない。何であんなに丸みがあるのだろうか、不思議で仕方がない。まぁ、文句が出たら部分修正をしてやる。一応、これが集大成だもの。

 午後の合間にウネの机を見たら、部品図が2パーツほどで、他には何も手をつけていなかった。就職が決まったので、かなり見下ろした製図をしていたからなぁ、この人。よほど心を入れ替え、目の色を変えて残りの授業に取り組むのかと思ったら、しばらくしてどこの準備室からコソドロしてきたのか教師用のCADテキストが置いてあった。…性根は少しも変わっていないみたいね。

 大っぴらに年末調整が公道で出来なくなっているので、学校の敷地内を先月くらいからガス工事が延々と続けられている。そうか公共事業にはこういう目に見えない施設を利用するというテがあったのか。新築とか老朽化とか明確な理由はないんだろうけど、同じようなところをいつも掘り起こしている。何が困るかというと、
世間様にはバレないってことではなく、騒音で授業が何も聞こえないこと。

幸いなことに教壇に近い位置にいるからいいのだが、棟梁などは「何も聞こえない」と外の騒音よりも大きな声を出している。…前に来ればいいだけじゃん。

CAD製図は、そろそろプリントして添削をし、提出という声もでてきている。現在、フランジの継ぎ手をやっているのだが、寸法記入、いろいろな交差の表示は図ごとに指示を出さなければいけないので思ったよりも時間がかかってしまう。今後、CAD席の奪い合いになるのは必死か? 同じ席…鼻をほじったマウスの争奪戦をアルと競うというのは…気の重いものがある。(4・25)




 < 過去  INDEX  未来 >


孫悟空 [HOMEPAGE]

My追加