元・白血病患者の日記
 

2006年02月22日(水) 訓練学校担任のお仕事、ここに極めり

 いい加減な担任から、最後のスケジュール表を渡される。三月は、構成はほとんどCADと製図というもので、基本的に最終月になったら就職活動をしなきゃいかんというのが前提にあるとのこと。

 それはそれでいいのだが、「去年まで、自由に活動をしていいということにしたら学校には担任と講師だけという状況になるので、午前なり午後なり学校で授業をしない者には単位を与えないからそのつもりでいろよ」とのこと。推薦状は出ない、活動は不自由…これまでのいい加減な生徒のツケが一気に来ている気がする。そのくせ来年からはパソコンに予算が回り、環境や台数も優遇されるとか。…何の恩恵もないのは、今期と次回の4月生ということか。06年4月から半年間CAD製図科に通う方々、あなた達と私たちが一番の被害者です。ご愁傷さま。

 ところどころに「社会」とか「体育」という文字もあるが、イトウちゃんは「何もする気はない」とのこと。…じゃあ書くなよ。本当に何もしない人だなぁ。いくらいい加減な公務員でも、これはひどいんでないかい? 

「お前ら、体なんか動かしてないだろ。怪我されたりしたら面倒だからな」

 そんなチャランポランな公務員、月曜には会社説明会を当日発表、昨日は休みに加えて連絡無し。これだけでもお見事なのだが、本日は完全に「会社説明会」があるのを忘れていたという失態を犯す。

 午後の授業中、いきなりCAD室に現れて「注目! 今日も会社の説明かあるんだった。急いで教室に向かってくれ」だと。キノ先生も驚いている。
なんか、朝、かなり無駄な話を聞かされていた気がするのだが、なぜにその時にしない!

 ガンちゃんも「ムカつく」と口にしていたが、もうそういうレベルじゃないと思う。それでいいのかイトウちゃん。

 本日の企業説明会、担当者はパソコンで何がしか映写したかったらしいが、イトウちゃんの物忘れによってそんな準備もできず、気の弱そうな男がモソモソと会社の概要を説明していたが…グタグタだった。アドリブに弱いのか? 何にしても三日目になっても同じような会社なので、早く終われとしか思えなかった。後ろではガンちゃんが製図してる音が聞こえるし、ヤクザは完璧に眠ってるし、ポコペンは日本語の書き取り練習してる音がするし…。

 SEED佐藤と一緒に帰る。いつも一人で歩いて帰るというので冗談かと思ってたら、本当に蒲田まで一人で歩いていた様子。ウエキさんが一般常識のテストを受けるに際して家庭教師を雇っていたとか、タンメン大久保が担任に溜め口で話しかけ(色々な外に出せない)情報を握っているとか、この御仁の人柄なのか人は集まってくる。でも、本人曰く押しが弱い人だとか。ウネみたいに平気で嘘をつける人がうらやましいといっていたが、それだと人間失格ですから。

 「どうも緊張ばっかりしてて」CADの時間など、アルが後ろにいるだけでプレシャーを感じ、信じられないようなミスをしていたけど、よくそれで前の仕事で事故をおこさなかったな。俺も等々力でこの人の運転するバスに乗っていた可能性があるだけに、ちょっと怖かったりして。

 そもそも、なんで一緒に帰ることになったかというと、掃除当番のはずのSEED佐藤が前を歩いているので声をかけたから。本日は談合によって掃除ナシと決められ「逆らえなかった」と愚痴をこぼす。…誰の権限だ?(自称・教室のリーダーだな)いい大人がすることじゃない。ちなみに棟梁と草のは週番でもあるのに…。ウネなんか「人の嫌がる仕事も積極的にする人」なのにね、それなのにねぇ…。あぁ、これがCAD製図科の実態。(4・25)


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