棟梁は相変わらずの大声で、教室中に聞こえるように自分はインフルエンザだと公言する。それでも学校に来ているという自慢なのだろうが、はなはだ迷惑な話である。

　夕方に雪が降るという寒い中、体育館で朝礼。いつもよりも調子に乗って、かなり長かった。「くれぐれも風邪をひかぬように」という気持ちとは裏腹に、こんな寒い体育館に立たせとくなんて…。自分は遅れて登場してるから平気なんだろうけどさ。

　棟梁と一緒に教室にいるのが嫌だったので、製図を蹴飛ばしてＣＡＤをする。３枚目の建築図面が気になるのだが、様子見をすることに。機械図面がイトウちゃんが何の用意もしていないしね。何よりもインフルエンザ患者と一緒にたくない。

　昼になって教室に戻ると、ガンちゃん曰く棟梁は具合が悪いので帰ったと。…インフルエンザ菌をばら撒くだけ撒き散らしに来ただけか、あのオヤジは！　こういう考えなしが教室で、そして行きや帰りの電車で病原菌を振りまくのである。あぁ、腹立たしい。年寄りなら、もっと周りに気を使うんもんだろうに。

　アベさん外食組に回ってしまったので、金曜の真意（OAとのコンパ）はよくわからなかった。ガンちゃんも参加しているのだが、隣は棟梁と草のさん（！）で無駄な建築の話を長々と聞かされていたのだとか。…かわいそうに。何をしに、そして何を期待して参加したんだ、棟梁？（OA科のオジイちゃんみたいなことを狙ったのかしら）　

　ウネ、「（製図は）やることに意味があるので、仕上げることはそれほど大切じゃないんですよね」などと抜かし、建築の先生に怒られる（当たり前だ。同情の余地なし。そういえばこの人の金曜の行動も気になるが誰も口にしないな）。

「あのね、メダルの色に意味があるんじゃない、参加することに意義がある、っていうのとは違うんだよ。仕事では99％っていうのはないの。仕上げないと意味がないの。わかる？」明言である。ウネは以前「せっかくこれだけ教科書を揃えたんだから、教科書ぶんの勉強をしたいものよね」と抜かしていたんじゃなかったっけ？　

　黒ウサギは、テスト勉強の内職で忙しかったらしい。…だから製図、遅いんだよ。どうもウネの発言は、ウサギの進行状況からきたものらしい。「私、製図、このままだと間に合いません」とお願いをしたら、昼行灯は別に（評価に）製図の提出は関係ないからと発言したそうな。…イトウちゃん、足並みは揃わないでもＯＫなどと、こういう人たちの前で発言しないほうがいいのでは？（自分は楽だろうが、せめて尻を叩いて全部終わらせるくらいの叱咤はしろ！形だけでも「担任」なのだから）

「課題の提出で評価されるんじゃなくて、出席だけなのね。じゃあ、無理してやらないでもいいじゃん」自分に都合のいいように解釈をする人がいますので。そういう意味では、草のさんは一生懸命にやってるんだけどね。俺もそうなんだけど、一生懸命やっても何だか報われないよなぁ。（４・２５）