元・白血病患者の日記
 

2006年02月01日(水) 涙腺が緩むお年頃、であります

 雨。

 試験も終え、教科書の内容も教えきったキノ先生の授業は、先週のスケッチからは完全に惰性に近いものになっている。とはいえ、相手がネジではなくてキノ先生なだけに中身のあるものであるというフォローはしておかないと、この先生に失礼である。そもそもが必要のない事柄を(半年に水増しすべく)組み込むカリキュラムがおかしいのだ。

イトウちゃんはやる気なさそうに「出したい人だけ出せ」と抜かしていたが、本日、在校生のみなさまにアンケートのお願いというのが配布された。こんなものに書き込んだところで公務員が(キチンと眼を通して)何かしたの改善をするわけでもないだろうが、「書ききれない場合は裏面にも記入」とあるので、裏面まで記入してやる! 

アンケートで思い出したのか、ストーカー2号が(訓練校のHPで)CAD製図科だけ去年のままになっていると訴え出る。もちろん(この程度のことなのに)仕事をしていないイトウちゃんが悪いのだが…。それにしてもこの人、昨日もそうだったが、常にプリントアウトしたデータを持参してるところが、怖い。たかがこの程度のものであるが、女性陣の個人情報を己の手にしてニヤニヤしているのだから、ピグモンでなくても背筋に寒いものが走る。なんか怖い!

 自身の講義の時間であるもののCADは必要ということで、キノ先生は「本日はCADの授業をやりましょう」とイトウちゃんに直訴したという。「ん? あぁ、そう」と、教室の雰囲気をみて、やりたければどうぞと言うイトウちゃん。お願いされないと何もしないのが公務員。自分から動く必要のないのが公務員。

 しばらく部屋でやっていなかったから、CAD操作に悩む。寸法が斜めになっただけで、どうやったか深く考えてしまう。やらないと忘れるというのは本当だ。…製図なんかやってる場合じゃないかも。

 『まんが日本むかし話』で大泣きをしてしまう。本日は雨の中、徒歩での帰りの途中、妙な考えを巡らしていたからだろうか。奥さんと子供に先立たれ、楽し気な豆まきを見て悔しくなり「オニは内、福は外」と叫ぶ主人公…。なんか自分の状況に置き換えたら…ねぇ。いや、それにしても、むかし話で大泣きするとは思わなかった。(4・24)


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