march forward.
りりかの独り言。

2005年12月06日(火) 今。

結婚しようと言われたのは、11月20日の日曜日。

久しぶりのデート中、品川の水族館で。

正確には。

「俺だったら、りりかを幸せに出来る自信があるから。一生、そばで見ていてください」

私も、栄と一緒にいたいと思っていたから。

すんなり「お願いします」と言い。

私たちは、バカみたいに照れた。

水槽のトンネルの中で。



そのまま。

子供たちを迎えに私の実家へ行き。

栄から、母に報告をし。

「こんなわがまま娘で良かったら」

とか言われ。

翌日の夜は、栄のご両親に報告をしに行った。



お互いにバツ一だし。

結婚式とかは、しなくてよいんじゃない?と言う私に。

「結婚式したこと無いりりかに、最初で最後のウェディングドレスを着せたい」

と、栄が言い。

身内だけで、小さく式だけしよう、と言う話になった。





今は。

毎日仕事が終わったら、うちへ帰ってきて。

夕飯を食べて。

栄はライラとお風呂に入り。

私はその間に洗濯物を畳むのが日課だ。


とは言え。

店長になった今。

私の方が、帰りが遅くて朝が早い、なんてこともざらで。

そう言う日は、栄が子供たちと夕飯を食べに行ってくれるか。

栄特製の喫茶店風ピラフを作ってくれてたりする。

ちゃんと子供たちを寝かしてくれて。

私がどんなに遅くなっても、待っていてくれて。

寝るまでの少しの間。

二人で色々な話をするのが、楽しい。





過去の話をするときもあれば。

未来の話をするときもある。

お互いに、仕事の愚痴を言い合う日は毎日だし。

どうでもいいくだらない話、例えば昔のアニメの話だったり、ファミコンの話だったり、もする。



私はいつも、栄の肩に頭を乗せて。

眠くなるまで、栄の声を聞いている。


栄の声が、大好きで。

話し方が、本当に好きで。

栄の言葉が、栄の肩を伝って、私の耳に届くとき。

私は、その瞬間、凄く幸せな感覚になる。


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