march forward.
りりかの独り言。

2005年07月16日(土) よしよし。

実家で子供たちとだらだらしていた夜。

ハルから電話が来た。

「もうすぐりりかのところ」

何にも聞いていなかった私は、びっくり。

「どうしたのよ?」

「○○さん(元バイト)たちと飲むんだよ」

「あー。そう言えば、そんな電話があったわ。保留にしてあったけど」

「りりかは来ないの?彼氏?」

「彼氏は今日から社員旅行よ」

「ならおいでよー」

「今実家だしなぁ。喉もちょっと痛いんだよね」

「待ってるから」




久しぶりに集まったメンツ。

3年ぶりって言う人もいたりして。

みんな、私たちが別れたって事は知らなくて。

だからハルが「俺が振っちゃったの」と言った時、すごく驚かれた。

「この二人は安泰だと思ってたけどなぁ」

とかなんとか。



栄から電話が途中来て。

「元バイトたちって、ハル君もいるの?」

って聞かれて、嘘つくのもどうかな、と思い。

「いるよ」

と言った後、少し沈黙してから。

「飲み過ぎちゃだめだよ」

と言われた。

喉が痛いから、今日は飲んでないんだけど。




今日は、元バイトの子の家に泊まるハル。

私を家まで送るって言ってくれて、二人で歩く帰り道。



「さっきの電話、彼氏?」

って聞かれて。

「そうだよ」

って言ったら。

「何か、嫉妬しちゃうよな。する立場じゃないんだけど(笑)」

って言われた。

私も笑っていたら。

「この間は本当にありがとね。あんなに泣いたりして、みっともないけど」

「仕方ないよ。凹んだりする事は、誰にだってあるんだもん」

「でも、りりかの力はすごいなぁって思う。朝はすっきりしてたもん」

「お役に立てて、良かったです」



もうすぐ家の前って言うとき。

ハルが。

「お願いしていい?」

って言ってきた。

「何?」

「大丈夫だよ、って。よしよししてくれない?」



少しびっくりしたし。

冗談かと思ったけど。

真顔でそんなこと言うんだから、きっとまだまだ凹んでいるんだろうなぁと思った。



「いっぱい、頑張ったね。お疲れ様。ハルは、大丈夫だよ」



私より15センチ以上背の高いハルの頭を撫でるのは、何かおかしな感じがした。

ハルは真顔で私のことをずっと見ていて。

だんだん恥ずかしくなって来て。

「こんなもんで良いかしら?(笑)」

とか笑ってごまかした。





家について栄とメールを少しして。

ハルからもメールが来て。

「ありがと。りりかはやっぱり、俺の最愛の人です」



ありがと。

私の中でも、あなたは特別な人だよ。


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