march forward.
りりかの独り言。

2005年07月12日(火) 号泣

朝7時ぴったりに。

「おはよう、起きてた?」

ってハルから電話。

「起きてたよ。これから?」

「うん」

「がんばって。あなたなら、大丈夫よ」

「ありがと。何かちょっと自信がわいたかも」

「そか、よかった。ホントに、がんばってね」



午後の休憩のときにメールが来てた。

「緊張して、失敗しちゃって。きっと落ちちゃった」

「発表はまだ先なんでしょ?そんな弱気にならないで」

って返したらすぐに電話が来た。

「だっていつもやっている簡単なことなのに、緊張しちゃって、だめだったんだよ?もう絶対に落ちたよ」

「あなたが緊張するなんて、珍しいね」

「うん・・・何か緊張しちゃって。手も震えちゃったし」



ものすごくへこんでた。

可哀想になっちゃうくらい。

夜電話していい?って言うハルに。

やっぱり「うん、いいよ」って言ってしまう私。

今日くらいは、ね。

甘やかせても、いいよね。

たくさん、疲れちゃったんだし。





思った通り。

ハルはものすごく酔っ払って、電話をしてきて。

そして、たくさん、泣いた。

たぶん、3年半以上知っているけど、こんな泣き方は初めて。



一緒に、ずっとそばにいてください。

とか。

りりかがいないと、何もうまく行かない。

とか。

結婚して欲しいとか、そういうことも言わないから、お願いします。

とか。


とにかく、泣きながら頼まれた。


私は。

「ハル。それは、もう無理だって知ってるよね」

と、冷たいかもしれないけど、そう言った。




ハルのことは、今だって大好きだし。

一生特別だって思う。

だけど、ハルと元に戻るとか、そういうのは、出来ない。

だから、本当は甘えさせるのも、だめ。

これで、最後だ。



「あなたは、まだまだ若いんだから。これから、きっと素敵な人が、現れるよ。あなたを支えてくれる人が、きっとね」





ホントはね、すごく揺れたの。

だって、大好きなんだもん。

でも、同じことの繰り返しだって、思ったの。

栄のことを、これからはちゃんと見て行こうって決めたんだし。

私なんかが、誰かを幸せに出来る、なんて思っていないけど。

でも、今現在、栄は私といると幸せだって言ってくれている。

そう言ってくれている栄を、大事にして行こうって。



でもやっぱり。

人の気持ちなんか、そう簡単に変わらなかったりするんだよ。


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