「おはよう。昨日のメールの話は、今日の夜の電話でね」
朝来ていたメール。
今朝は、早朝出勤だったため、夜中と言える時間に起きて、家を出た。
だから、私からメールはしていなかった。
夜、いつも通り電話が来る。
「今日は酔っていない」
と言う、言葉どおり、本当に酔っている様子はない。
昨日のように、遠まわしな会話じゃなく。
今日は真っ直ぐ、私の昨日送ったメールについて、だった。
あいつは。
「やっぱり一緒に暮らしていれば、喧嘩は少なくなると思う」
と言った。
でも。
「りりかが言うように、相手が励まして欲しいときとかに、自分の気持ちを優先させて気付かないフリする俺は、最低だ。ごめんなさい」
と言った。
そして。
「俺は、りりかに依存しまくっている。ホント、依存症。りりかに、こう言って欲しい、ああして欲しい、こう見て欲しい・・・とか思っちゃう。いつもりりかに頼っていると思う。だから、俺がこうして欲しいとか考えている事と違う事をされると、腹が立ってしまう。勝手だよね、ごめん」
かなり驚いた。
依存しているのは、私であって、彼ではないと思っていたから。
だから驚いた。
彼の中では、私は彼に依存してなくて、もう少しして欲しい位らしい。
今回喧嘩をして。
私が分かった事は。
私たちは性格が(いつの間にか)かなり似ていたと言う事。
そして。
この数日間のもやもやが。
彼の「ごめんなさい。りりかの事が、本当に好きで、大切で、なくしたくない」なんて恥ずかしい言葉で。
一気に晴れて。
泣きそうになるくらい、安心すると言う事。
やっぱり、私も依存してるよ。かなりね。
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