「パパが土曜から海に行こうって」
そう、次女が言ってきたのが、この週の木曜だったかな。
今日は夜8時まで勤務だったから、子供たちの海への準備は昨日のうちに済ませておいた。
今年は海に行けないかもなぁと。
毎年海に行っている子供たちは、残念そうだったけど。
「でも、あちこち出かけているから、いいんだ」
なんて、強がっていたけど。
元旦那から、海へのお誘いがあった時は、3人とも凄くはしゃいでいた。
夜9時半ごろ、元旦那が迎えに来て。
子供たちを車に乗せて、行ってしまう。
帰ってくるって分かってるのに、少し寂しくなったりする。
そしたら、入れ替わりにあいつが来て。
「今日来るって言ってなかったじゃん!」
って驚く私に。
「子供たちが海に行っちゃうから、きっと寂しい思いをしているだろうと思って♪」
なんて言って、頭を撫でて来て。
「りりかは山に行くよ。あと、温泉も。支度して」
「今から!?」
「うん、今から」
時間は10時をとっくに過ぎていた。
慌てて支度をして、あいつの車に乗り込む。
明日の日曜休みだったら。
中間地点のどっかで待ち合わせして、買い物でもしようか?
なんて話だったのに。
私が一晩一人になるのが、可哀想と思ってくれたらしい。
久しぶりの2人きり。
なのに、寂しい気持ちはすぐには消えず。
あいつもそう言うの気付いて。
たくさん話してくれた。
私が目的地に着く前に、長女から。
「今おばあちゃんち(元旦那の実家)ついたよ」
ってメールが来た。
「明日は早くから海に行くんでしょ?寝不足で行くと危ないから、早く寝てね」
「ママは、おうち?Hくん来たの?」
「うん、今一緒に○○に向かってるところ」
「よかったー。ママ1人じゃ寂しいもんね。心配だったんだー(ニヤニヤマーク)」
「はいはい。分かったから、もう寝なさい(怒りマーク)」
「分かったよん♪Hくんによろしくね(ハート)」
ホント、最近急に大人びたな・・・。
私をからかうようになったとは・・・。
そのあと、たぶん長女から話を聞いた次女が。
「ママをよろしく。あとお土産もよろしく」
と、あいつにメールをして来た。
車の中で、2人で大笑い。
ちゃっかりしてるよねー、何て言い合って。
でも、こんなメールのやり取りだけで、随分気分も上がって来てる。
子供たちも彼も。
私には無くてはならない存在だと思い知らされる瞬間。
|