午前中はぶどう狩りをして。
お昼はほうとう鍋を食べて。
午後はゆっくり温泉に入る。
すごい贅沢。
見晴らしの良い、露天風呂に入って、外を眺めていたら。
色々な不安なこととか、心配なこととか。
全部なくなっちゃうから。
この世界で一番幸せだと、実感出来ちゃうから。
やっぱり、すごい贅沢。
惜しみなく降り注ぐ太陽の光と。
それが反射する湯船と。
どこかの子供の笑い声。
まったりとして、心地の良い疲れがある体。
化粧なんかしないで、髪も洗いざらしで、出て行くと。
「気持ち良かったね」
って、笑顔で待っててくれている彼。
冷たいお茶を飲んでいたら、彼が携帯をカチャカチャいじっている。
「メール?」って聞く私に。
「うん。○○(次女)とね」って笑いながら見せてくれるディスプレイ。
『海は楽しい。パパも優しい。でもママに会いたくなっちゃったんだ。早く帰るから、Hくんも早く帰って来てね。ママを忘れずに連れて帰って来てね!』
「ママは、忘れないよな(笑)」
ツボに入ったらしく、何度も何度もメールを読み返して、笑っている。
「あー。私も早く子供たちに会いたい。早く帰ろう」
「うん。そうだね」
帰りは大渋滞。
でも、子供たちを乗せた車も大渋滞だったらしい。
私より距離的には、家に近くて、先に出た子供たちの方が、遅く帰宅。
彼から、子供たちへのお土産は。
籠いっぱいの、たくさんのブドウと桃と。
サービスエリアで買った信玄餅。(子供たちの大好物なため)
子供たちから、彼と私へのお土産は。
たくさんの綺麗な貝殻と。
私と彼、色違いのイルカの置物。
3人でお金を出し合ったんだと、聞いた。
「楽しい週末だった?」ってライラに聞くと。
「うん、でもママと一緒がいいと思った」何て嬉しい事を言ってくれる。
「ママも、ライラたちと一緒がいいと思ったよ」って言ったら。
凄く満足気な顔で。
「そうでしょう?」
なんて、言うから、やっぱり私と彼は、大笑いした。
そんな瞬間も、最高の贅沢だと、思う。
気温が凄く高くて。
でも、カラッとしていて。
気持ちの良い一日でした。
ブドウは、甘くて美味しかったー。(まだまだ残っているんだけど)
|