march forward.
りりかの独り言。

2004年05月29日(土) 母に会わせると言うこと。

凄く忙しかった、この一週間。

家も決まったし、もう引越しの日も決まった。

そしたら、またしばらくネットは出来なくなるなぁ。



あいつが夜来た。

実は、私の母親に会うため。

夜中に会うのもなんだから、と。

明日の昼間会う事に。


妹の出産の時くらいに、会う事になるんだろうと思っていた私。

でも、あいつはそうじゃなく。

早く会って、挨拶をしたい。と言って聞かない。

「ちゃんと、挨拶して、これから先、子供も含めて守って行く事を伝えたい」

なんて、カッコ良い事を言い。



母には、昨日伝えてあった。

「彼が会いたがっている」

と言うこと。

「何で?何を話すの?」

「挨拶したいんだって。子供の事とかも、考えているって事を伝えたいんだって」

母は、黙っていた。



子供と一緒に暮らすことになった今も。

母の中では、やっぱりあいつは悪者で。

あいつは悪くないと、私が言えば言うほど、頑なになる。

あいつさえいなかったら、私と元旦那とで、普通の家庭を続けていたはずだと言う。



そんなの、分からないよ。

と、私が、何度言ったって。

「彼がいなかったらと。何度考えた事か分からない」

と、言われた。





「母は、会わないかもしれないよ」

あいつに、伝えた。

それでも、行かなきゃならない、とあいつは言った。



ちゃんとに、会ってくれるんだろうか。

会ってくれたとしても、話をしてくれるんだろうか。

彼の事ばかり、責めたりしないだろうか。




あいつと一緒に寝ている時は、よく熟睡できるのに。

真夜中に、胃が凄くキリキリして、目が覚めて、唸った。

私の唸り声が大きかったのか、分からないけど。

あいつが起き上がって。

「どうした!?」

って聞いて来た。

「お腹が凄く痛い」

普段、汗なんかかかない私なのに、背中も額も、びっしょりだった。

「病院行こう?」

あいつが私を起こそうとしたけど、余計に痛みがひどくなって、手を払ってしまった。

動かさないで欲しい、と言う言葉も出なくて。



私がいつの間にか眠るまで、あいつは背中をさすってくれていたらしい。

そして、そのまま、起きていたらしい。


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