march forward.
りりかの独り言。

2004年05月20日(木) 壁なの?

あいつとの今日の電話は。

「昨日言ってたお金の話なんだけど」

から始まった。



職場の仲よしのMさんや、妹なんかにも相談してみた。

そしたら。


Hが、預けるつもりでいると言うんだし、預かっておくって言う軽い気持ちでいいじゃない。

ここで、頑なに拒むのも、どうかと思うし。

Hの誠意と言うか。

きっと、子供たちとりりかの生活に、少しでも、お金を渡すと言う形でも、入って行きたいんじゃないかなぁ。



とMさんに言われた。

妹も同じような意見だった。



「ホント、預かるって言う気持ちでいいんだから」

「んー・・・。そうだね・・・もしも、万が一、別れる事になった時は、返せばいいんだしね」

「そう言うこと、もしもでも言わないの」

「うん、でももしも・・・」

「でもじゃないの。じゃ、預かってくれるって言う事でいいね!」

「んー・・・」

「煮え切らないなぁ(笑)」



そして。

あいつが提示して来た額がかなり大きくて、私はまたびっくりして。

「だめだよ!やっぱりだめ!!!」

と言った。

私は、月に2万とか3万とか、そう言うのを考えていたから(それでも多いって思ったのに)。

全然桁が違うんだもん・・・。

「結婚しているわけじゃないのに、そんな大きな額受取れないよ!」

「だからー。受取るんじゃなくて、預かるの」

「そんな大きな額、毎月預かれないって!」

「りりかってさ、いつも壁作るよね」

「は?壁?」



あいつに対して、私は普段から壁を作っている、と言う。

そんな事、ないんだけど・・・。

結婚していないから悪いとか、そんなの、普通言うでしょ?



「子供たちが少しでも好きな物を買えたり、遊びに出かけられたりしてくれれば、俺はいいんだよ。その足しにしてくれって言ってるんだよ?」

「だって、足しって・・・。私の給料と一緒じゃん・・・」

「わざと同じ額にしたんだよ。例えば、りりかが怪我したとか病気とかで1ヶ月丸々働けなくても、何とかなるでしょ」

「そう言う問題じゃなくない・・・?」

「りりかの子供たちは、他人の子供じゃなくて、俺の大好きな人の子供たちなの。足長おじさんじゃないけど、その子供たちが幸せに暮らせるようにするお手伝いだって思ってるんだから。そうしたいって俺が思っているのに、りりかが勝手に壁を作って、阻止しないでよ」


そんな大きなお金を、ただつきあっていると言うだけの人にもらうのっておかしい・・・。

絶対に変だと思う・・・。



「今月の給料入ったら、渡すね」

とか言われたけど、黙るしかなかったよ。

私は壁を作っているつもりなんかないし。

本当に心も許している相手だと思っているけど。

それでも、あいつの毎月の給料の半分以上を私が貰うのはやっぱり変だ。

あいつは、子供たちのためにって言ってくれる。

そのお金の分、今みたいに残業の毎日にしないで、定時で帰って来る日を多くして、子供たちと一緒にいてあげてって。

そりゃ、それだけあったら、凄く楽になるし、私が深夜なんか働きに出なくたって、楽々やって行ける。

けど。

「うん、ありがとう」って頂くわけに行かないよ、やっぱ。


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