march forward.
りりかの独り言。

2004年01月11日(日) 私にだって分からない

お昼に妹と待ち合わせ。

3人であいつが行きたいと言った「駅弁大会」に行く。

妹とあいつは結構久しぶりになるのかな。

お互いに。

「男女の仲を超えた親友」

と言うだけあって。

手を取り合って再会を喜んでた。

私の知らないところで、二人は大喧嘩をしたことも、ある。

日記には書かなかったけど。

まだ、あいつが大学生の頃。

その後、仲直りして。

喧嘩する前以上に、仲良くなった気がする。


駅弁大会は、凄い人で。

もう、歩くのも大変なくらい。

あいつは、私と妹を階段のところに座らせ。

「妊婦のひなちゃんはここで待ってて。あ、りりかも待ってて。あの人ごみはりりかには無理だよ」

「平気だよ、一人であちこち買いに行くの大変でしょ?」

「だめ!痴漢とかにあったらどうするんだよ!」

「・・・あうわけないじゃん」

「分からないじゃん!!」

と、私たちに欲しいお弁当を聞いて買いに行ってくれた。



「相変わらず、マメマメだよね」

妹がニヤニヤしながら、言う。

「でも、ああいう優しい所を有難く思わなきゃね。慣れちゃ、だめだよ、そう言うの」

「分かってるよ」

分かってる。

分かってるけど、最近は慣れてしまっているかもしれない。

あいつが優しいのは、当たり前。

そんな風に思ってしまっているかも、しれない。




お弁当を食べた後。

カラオケに行った。

年齢が一緒の二人は。

私が分からないような曲で盛り上がる。

「これって、高校の時流行らなかった?」

「そうそう!懐かしいよね!」

みたいな。

この二人が高校生の頃。

私はもう子供が2人いたんだよなぁと。

なんだか、年齢のギャップを思い知らされる。




二人のノリに負けて。

久しぶりにプリクラなんか撮りに行った。

最近のは凄いんだなぁ。

いろいろな機能があって、焦ってしまう。

しかも、いろんな種類があるし。

今度はこれにしよう、あれにしようって。

5枚も撮ったし・・・。

私は疲れて、休憩しているときにも二人で楽しそうに太鼓とか叩いてて。

なんだか、あの二人が付き合っているみたいだな、と面白かったりする。



あいつは明日仕事だから。

夕方に妹と別れ。

電車に乗って、あいつの車がある場所まで行く。

電車の中で。

「凄く楽しかったよー」

って、満足気に話す、あいつ。

「ならよかったね」

「また、3人で遊ぼうね」

「今度は赤ちゃんも一緒で4人かも」

「そっかー。楽しみだなぁ」

ニコニコしながら、さっき撮ったプリクラを見てるあいつに。

「いつか、絶対にあなたの所に行くから。もうちょっと待って欲しい」

って、言った。

「どれくらい?」



分かった、っていう答えが来ると思っていた私は。

予想してなかった問いかけに。

「どれくらいって・・・もうちょっと」

なんて、あやふやな答えしか出来ず。

そのまま、黙ってしまった。

「そか」

いつもみたいに頭を撫でられて。

私は、微妙な笑顔しか出来ず。



いつになるか、なんて。

私にだって、分からないんだよ。


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