march forward.
りりかの独り言。

2004年01月10日(土) 本当に悲しいのは。

あいつが来た。

22時直前。

まだ働いている私の店に。

予感はしてた。

「会って話す事じゃないの?」

そう言ったから、土曜日辺り来るだろうって。

ただ、この所、仕事がかなりハードで。

疲れていた事も確か。

久しぶりの休みの日曜は。

前日の土曜からぐっすり、ゆっくり、眠りたいなぁって。

そう思っていたから。

来てくれた事は、もちろんありがたかったけど。

いつもみたいに。

「嬉しい」

って気持ちは、そんなになかった気がする。




私が仕事終わるのを、店で待って。

そして、あいつの車に乗って。

数時間ドライブをした。

車の中では、この間の旅行の話とか。

今週の仕事の事とか。

そんな感じで。

「あの話」には触れない二人。



「眠たい」

と、私が言い出したから。

ホテルに行った。

シャワー浴びたら、眠気なんかなくなってしまい。

お酒を飲み。

かなりいい気分になってきた頃。

あいつから。

「この間は、突然ごめんね」

なんて、言われた。

「謝る事?」

「急かしちゃったから。けど、考えてみたら、もうちょっとゆっくり考える時間があってもよかったなぁって」

「んー」

「いいよ、もうちょっと後でも。あの時、ちょっと酔ってたんだよ、俺。で、強気な発言しちゃったの(笑)」

「そう」

「だから、ごめんね」

「謝ることじゃないって」



なんだか。

あいつの気持ちが離れて行くのを感じてた。

悲しかったけど。

私が悲しいと思う以上に、あいつの方が。

きっと、悲しいんだと分かった。


だから。

「明日はひなちゃん(私の妹)呼んで、カラオケにでも行くかー」

なんて、明るく振舞っているあいつに。


私が出来る事ってなんだろう、って。

酔っぱらった頭で考えてた。


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