march forward.
りりかの独り言。

2004年01月03日(土) お別れの日

早起きした。

あいつは近所のお寺にご挨拶(檀家らしい)。

お父さんとお母さんは、お母さんの実家にご挨拶に出かけた。

私はおばあちゃんと家の掃除をした。

広い家だから、1階だけでも大変で。

おばあちゃんは足が余りよくないので、2階が出来ないといい。

私が2階担当に。

掃除が終わってから、おばあちゃんが入れてくれたお茶を縁側で飲んだ。

縁側と言うものがある家で育った事がない私は。

窓を開け放して、縁側でお茶と言う物がこんなに気持ちいいんだと実感。

天気も凄くよかったから、寒くないし。

と言うか、動き回っていたから、暑いくらい。


縁側で休んでいるとき、あいつが原付で帰ってきたから。

おばあちゃんに頼まれたものも含めて、買い物に。

あちこち、ショッピングセンターを回る。

お正月だから、福袋が結構売ってて。

妹が夏前に出産予定だから、赤ちゃん用品の福袋を購入。

赤ちゃんの物のお買い物って、何でこんなに楽しいんだろう。

手のひらサイズの靴とか、本当に見ていて飽きない。



あいつの家から車で30分ほど走った場所に。

イルミネーションが1月半ばまでやっているところがあるって前に言ってて。

お正月に行こうねって話してた。

けど、二人ともすっかり忘れていて。

今朝、起きた時に私が思い出して。

「イルミネーション、見に行く約束してたんだったー!」

「そうだ!・・・でも、りりか今日帰るから無理だよなぁ・・・」

「うんー・・・今年は無理かぁ」

なんて会話をしてた。




けど、買い物の帰り。

あいつが連れて行ってくれた。

「あまりたいした事ないけど、この辺じゃ大きいんだよ」

って。

まるきり諦めていたし。

土地勘がないから、どこを走っているのか全く分からなかったから。

角を曲がったら、突然現れたイルミネーションに、私は驚いた。

たいしたことない何てことなくて。

本当に、綺麗だったから。

余計、驚いちゃった。





帰る前、あいつの家に寄った。

お父さんたちも帰ってきていて。

今日は掃除とかありがとうね、って。

お母さんのご実家近くのお土産ももらった。



夜。

あいつと別れた。

「休みになるまで、またね」

って。

なぜか、握手を求められ。

握手をして帰ってきた。




31日から今日まで、3泊4日。

こんな長い間一緒にいた事なんて、なかった。

最初は実は不安で。

色んな事あって、勘ぐりすぎちゃってて。

うまく楽しめるかなぁって。

大丈夫かなぁって、不安だった。

初日は固くなっていた気がする。

2日目も、夜までは初日と同じ。

昨日辺りから、楽しい、帰りたくないなぁって思えるようになって。


帰る間際の今日は、寂しかった。

もっと、最初から楽しめればよかったなぁって後悔しちゃって。



あいつにそんな気持ちを話したら。

「大丈夫、また旅行なんかあるからさ。次回は楽しんでくれたらいいよ。今回は体調もあまりよくなかったしね。今度は万全なときがいいね」

って言われた。



次回はいつになるのか分からないけど。

その時は、素直に楽しめたらいいなぁ。

今、私は。

彼が「今年私に直して欲しい事」にあげた。

「彼の事を信用する」と言う事が。

結構、出来ている感じがする。

旅行に行った事で、ますます彼の事を疑うようになったら、とか、嫌になったら、とか思っていたけど。

帰ってきた今は。

「あいつは平気」

って思えてる。

何でそうなったのかは、たぶん。

この4日間、彼が私を凄く大事にしてくれたからじゃないかな、と思う。


分からないけど、たぶん、そう。


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