march forward.
りりかの独り言。

2004年01月02日(金) おみくじ

旅館を朝出て。

あいつの実家へ向かった。

高速も少し混んでいて。

のんびり進んで行った。

途中のサービスエリアで、お土産買ったり、昼ご飯も食べたりして。




あいつの実家についたのは、夕方になるちょっと前。


まだ初詣に行ってない私たちは。

まずは、あいつの家の近くにある神社へ。

去年と同じような。

「お賽銭はいくらにする?」

とか言う会話をして。


「願い事は何にした?」

「言ったら叶わないもん。Hは?」

「言ったら叶わないんでしょ?(笑)」

なんて、去年と同じ会話をここでもまたして。


長い石段を上がって、おみくじを引きに行った。

私は末吉、彼は中吉。



「恋愛」の部分に。

私のには。

「浮気心を捨てよ。」

と書いてあって。

彼のには。

「相手を疑わない。信じる事が大事」

と書いてあって。


「りりか、浮気するの?それで、俺が疑うようになるの!?」

何て言われ。

「これって、逆じゃないの・・・?間違えて、私のとあなたのと、入れ替わっちゃったんじゃないの?だって、浮気心があるのは、あなたじゃないのー?」

「そんな事あるはずないもん」



去年、まぁまぁよかったのに、私は何でもおみくじは結んでくるものだと思っていて。

そしたら、メールを頂いて。

「悪くない時は、結んでこなくていいんですよ」

と教えてもらった。

今年は、私のも、あいつのも、悪い事は書かれていなかったし。

そのまま持ってきた。

なぜか、あいつの分も、私のポケットに入っていた。

帰ってきてから、気付いたんだけど。




あいつの実家で、ご家族にご挨拶をして。

みんなで夕飯を食べた。

緊張しながらも、何だか慣れて来た感じもする。

あいつのご家族は、みんな暖かい人たちばかりで。

それが逆に申し訳なくなる時があったりする。


私なんかが、ここにいていいのかなぁ、とか。

だらだらそんな風に考えてちゃ、だめだって言われるんだけど。

暖かい人たちばかりだから、余計に考えてしまう。




あいつのベッドに私が寝て。

ベッドの下に布団を敷いて、あいつが寝た。

寝る前に。

「本当に何の音もしなくて、静かだよね。怖いくらいだよ」

って、真っ暗の中で言ったら。

「いつかは、ここにりりかも住むんだよ。慣れてね」

って言われて。


その日が来るのは、いつなんだろうって思った。

来るのか、来ないのか。

まだまだ、先は見えない。


でも、おみくじには。

「待ち人:近いうち必ず来ます。」

と書かれていた。


近いうち、って。

いつなんだろう。


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