次女の最後の病院の日。
一緒に病院に行く。
日曜日に学校行事のため、今日は振り替えで。
そのまま、子供たちを連れて帰ってきた。
明日も祭日だしね。
足は完治して。
色々検査して、もう大丈夫って言われて。
「よかったね」
ってあたしが声をかけると。
「んー。そうだけど、病院の日がなくなるのは、嫌だな」
と、しんみり言う次女。
「学校遅刻できるから?」
「それもあるけど、ママと一緒に病院に来るの楽しみだった」
ぽつぽつと語る次女を見てて。
なんだか、すごく愛しく思った。
こんな台詞言わせてしまっている自分に、自己嫌悪を感じつつも。
うちの方に来てから。
4人で買い物へ。
ライラの誕生会をすることになっていたから。
ケーキも予約してあった。
「ケンタッキー食べたい」
と言う、ライラのリクエストにお答えして。
チキンも買って、手巻き寿司の材料も買って。
4人で、狭いあたしの部屋でお祝いする。
明日の夜、またパパとするんだ、と、二回誕生会が出来る事を喜ぶライラ。
明日は、何したい?
って聞きながら。
4人で一緒に寝る。
明日の夕方まで、時間はまだまだあるもんね。
寝る前に長女が。
「明日帰るのかー。あと何時間くらいあるのかなぁ」
って言った。
「帰るまで、あと15時間くらいあるんじゃない?」
あたしが返すと。
「うん」
ってだけ、言った。
長女の背が随分伸びて。
あたしも背が高いほうだけど。
もう10センチちょっとしか変わらなくなっていて。
体重もあたしと5キロしか違わなくて。
体も、女っぽくなっていた。
なんだか。
なんだか、不思議な感覚だった。
結局子供たちが寝ついたのは2時近くだった。
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