march forward.
りりかの独り言。

2003年04月15日(火) 一度嘘をつくと。

昨日は、あたしは「クラス会」という事になってた。

だから、シーでトイレに言ったついでとかに、メールを返したりしてて。

あいつはこんな日に限って休みだったもんだから。

普通にメールが来る。

クラス会が朝からのはずないし。

昼間もメールができないのはおかしいって思われると思って。

お昼までは、メールをたまに返してた。



「携帯の充電を忘れて出かけた事にしよう」

あたしは思いついて。

2時くらいから、返すのをやめた。

電源も落とした。



それで、昨日の夜中。

「電池が切れちゃったんだよ。ごめんね」

と返しておいた。

チェックしたら、あいつから3件メールが来てて。



「飲み過ぎないでね」

「ちゃんと終電に乗ること」

「楽しくて返せないかな?とにかく、家についたらメールしてください。明日は俺は早いから寝ちゃってると思うけど」


怒ってはいなさそうな、感じのメールだった。




今日、夜電話が来た。

「昨日は楽しかった?」

「うん、すっごく」


凄く楽しかったのは、本当。


「離婚してから、初めてのクラス会でしょ。何か言われた?」

「ああー・・・別に何も」

「何も言われなかったんだ?日本酒飲んだの?」

「飲んでないよー」

「何飲んだの?」

「えー・・・ビールとか」



なんだか、口数も少ない、あたし。

一個の嘘が、どんどん大きくなっていくのが。

なんだか、嫌で。



嘘をつき続けたくないから、出来るだけ話さないようになってしまう。



「でも、ホント楽しかったー」


楽しかった、を連発してばっかりだった。

自分の気持ちの中で、「楽しかった事」は嘘じゃないから。



「りりかが、楽しかったなら、よかったよ。久しぶりに友達と会うと楽しいよね、昔の話で盛り上がったりしてー」

「うん・・・だね」



胸が痛んだ。




もし、次、昨日みたいに子供たちや元だんな様に会う事があったら。

ちゃんと話そう。

やっぱり、嘘って嫌だよ。


そう思った。


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りりか [MAIL]

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