march forward.
りりかの独り言。

2003年02月25日(火) 無理だって。。

今日は会える日。

午後の資格の学校も頑張って。

後数時間したら、出なきゃ♪なんて浮かれてた。



のに。



まず。

午後5時前に着信。

「今日残業になりそう。八時には家につけると思うけど・・・一応九時くらいに来てくれるかな?」

「あ、うん、分かった。なら七時に出るね」



で、洗濯を取り込んだりしている最中。

午後5時半に着信。

「何時に終わるか分からないわ。ごめん、今日は無理だ」

「え・・・。うん・・・」

「じゃ、仕事中なので」

「あ・・・はい」




今日会えるって思っていた気持ちが、一気に・・・しぼんで行くって言うか。

すっごい、悲しくなった。

けど、諦め切れない。


「あたしは、行動派になるんだもん!」

自分を元気付ける。




六時ちょっと過ぎ。

あたしは、家を出る。

高速のインターまで一時間ちょっとかかる。

だから、そこまで行って、インターの近くのファミレスで時間を潰して、あいつが帰ってきたって電話が来たら、高速乗って、会おう。

そう思った。

だから。

「家に着いたら、メールちょうだい」

ってメールもした。




午後七時。

運転中。

あいつからの着信。

「え?もう帰って来れたの?」

すごく、嬉しくなって電話を出る。


「今どこ?」

「うんとね、今○○。終わったの??」

「終わらないって言ったじゃん。何やってんだよ?」

「・・・。ドライブ」

「ドライブって・・・」

「会えなかったらそれでもいいし、とにかく近くまで行こうかなって思ったの」

「ね、無理だって言ったじゃん!会えるなら会いたいよ!!けど無理だから、無理だって早い時間に教えたんじゃん!!!何やってんだよ!」

「あ・・・。うん。分かったよ。帰ります」

「悪いって思ってるんだから!」

「はい・・・」



泣きそうだった。

もし、10時くらいに帰ってきても。

ちょっとでも会おうかなぁって思ってたんだ。

けど、あいつも疲れてるしね・・・。

うざかったかなぁ・・・。




でも。

やっぱり諦めつかなかった。

だから、インターの近くのファミレスに入る。

午後七時半を過ぎてた。



ここで、九時まで待っても、あいつから帰宅メールが来なかったら。

おとなしく、帰ろう。



ファミレスで手紙を書いた。

今、あたしが思っている気持ちとは、かけ離れた、言葉を並べてる。


「仕事だし、仕方ないよね。頑張って。あたしは平気です。次は三月かなー。今月は28日しかないのに、三回も会えたんだし、大満足です」



嘘ばっかり。

何が「大満足です」だよ・・・。





午後九時。

あいつからは、音沙汰無し。

諦めて、家に向かう。




もう九時だから道も空いてて、すいすい走れた。

そして午後九時半。

着信。



「今帰ってきたよ」

「お疲れさまー。大変だったね」

「何、今運転中?」

「うん。今ね、○○。あと30分くらいで家つくかな」

「は?何してたの?ずっと運転しっぱなし??」

「ううん、ファミレスでHに手紙書いてたよ」

「ねぇ。それにしたってそんな長時間運転なんかするなよ!!運転は長い間してると集中力が切れちゃって、事故を起こしやすいんだよ!何かあったらどうするんだよ!!!!」


なんだか、教習所の教官みたいだな。

って思うのと同時に。

「あたしの事、心配してくれるんだ?」

なんて、可愛くない事まで言ってしまった。



だって。

なんだか、あたしが来る事がうざいから、早く帰れって言ってるように聞こえたんだもん・・・。


「・・・。心配?当たり前だろ・・・。何言ってるの?」



ご飯食べてお風呂入るから、家に着いたらメールしてって言われて、電話は切った。





なんだか。


よかった、心配するんだ。


とか思ってしまった。




あいつの中で。

あたしの事を考える余裕なんか、全くないのかと、思ったから。








あたしは真っ直ぐ帰らないで、またファミレス。

今度は家の近所の。

ファミレスはしごって・・・。




「着いた?」

って電話が来た。

「まだ。ファミレスはしご中」

「何でだよー。帰れって言ったじゃん」

「もう家に近いもん。帰るよ、もう少ししたら」



なんとなく、一人でいたくなかったから。

誰かのいる空間にいたかったから。




「俺ね、仕事中に考えたの」

「何を?」

「今日みたいに、何時になるか分からないとき、りりかを外で待たせておくのとか嫌なの」

「外って言うか、ファミレスとかで待つのに・・・」

「だから、そう言うのも嫌なの。で、りりかがうちに来ればいいんだよ。俺が帰ってくるまで、俺の部屋で待ってればいいんだよ」

「・・・」

「ね、まず俺の家に来て。親父にさ、仕事中に、今日はりりかが来る日だったのにー、って言ったら、来させればいいじゃないかって言われて。だから、何時になるか分からないのに来させられないんだよ!って言ったんだ。で、考えたの。りりかが、うちで待っていればいいんだよ」

「あたし、行った事もないのに、いきなり、H君が帰ってくるまで待たせてください。とか言うの?」

「もちろん、最初は俺がいるときにだよ。紹介するよ、ばーちゃんとかにもさ。いつ来る?」

「うん・・・いつかね」

「ねー。真面目に言ってるの。いつ来るかって聞いてるの」



いつかは、いかなきゃって思ってる。

でも、そのいつかは、まだまだ先。

あたしがあいつと一緒に暮らす事が出来るようになったら、と思ってた。

けど、あいつの気持ちも分かる。

紹介したいんだよね・・・。



「なら・・・四月」

「絶対ね!!!」

「うん、絶対」




なんで、四月って言ったのか、分からないけど。

前にあいつが「今は年度末だから、忙しい」と言う話を聞いてたからかな。




「今日は、本当、ごめんね・・・」

「ううん、いいよ。大丈夫」

「早く家に帰って。ね。何かあってからじゃ遅いんだからね」

「はいはい」

「はい、は、一回でいいの!」

「・・・はい」





家に着いたらメールして。

と言われてた。

けど、家に着いたのは12時半で。

あいつが寝てたら、着信音とかで起こすのが嫌だったし。

しないでいた。




次は三月のはじめに、学校の用事で来るらしい。

それまで・・・頑張ろう。


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