10月18日の日記に書いた、ラブホテルの続き。
もう12月にはいるんですが。(実際かいている今日は12月入っちゃってます)
「あのラブホの話し、どうなったの?」と、お友達からメールを頂いたので、書かせてもらいます。
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あたしたちは、一緒にお風呂に入る事が目的で、ホテルに向かった。
どこのホテルに行く、とか決まってなかったから、適当に走って決めよう、と言う話しになって。
左側にあった5件目のホテル。
と、あいつが言って。
5件目のホテルは、まぁまぁ綺麗で。
て言うか、5件探すまでに、かなり遠い所まで来ちゃって。
「俺、二年ぶりくらいだよー」
っていうあいつに、あたしは、
「あたしなんかライラがうまれてから来てないし、かなり昔」
って言った。
なんか、ロビーみたいなところで部屋とか選んでいるときって、妙に緊張するって言うか恥ずかしいって言うか。
「何でもいいから、早くして」
と、あたしは急かしたりして。
「ちょっと待ってよ、お風呂がメインなんだから、大きくていいお風呂がいいよ」
とか余裕で選んでいるあいつ。
パネルに部屋の写真とお風呂の写真がついてて、じっくり見てる・・・
あたしはもう誰か来たら恥ずかしくて、倒れちゃうんじゃないかって位に、どきどきして。
やっと決めて、パネルのボタンを押すと、カードが出てきて。
そのカードがカギらしい。
あたしが最後に行ったのは、たぶんフロントの人にカギをもらって入るタイプだったような・・・
今はフロントの人と顔を合わせなくても済むらしい。
それは、凄くいいと思う!
部屋について、なんか妙に気恥ずかしくて。
あたしは黙り込む。
あいつは普通にテレビとかつけてて。
てか、いきなりエッチビデオが流れて!
あたしは「消しなさい!!!!」って怒鳴った。
タバコを吸っているあいつを、あたしはじっと見てて。
なんか、勢いで来ちゃったけど・・・とか、考えてて。
やっぱり、一緒にお風呂に入る、なんて、ものすごく恥ずかしいし、無理だなって思い始めてた。
「りりかさんが先に入って、呼んでくれるんでしょ?」
あたしは、黙ったまま。
すごく、構えてたと思う。
それを、察したんだと思う。
「いや?」
うん、とは、言えない。
ここまで来ちゃって、うん、なんて言えない、ってあたしは思った。
「入ってくるよ・・・」
半ば諦めて、あたしは先にお風呂に入る。
溜まるまで、体とか洗ったりして。
ため息つきまくって、お風呂に入るなんて、変なの。
とか、自分に突っ込む。
子供じゃないだから、腹をくくりなよ、とか言うあたしもいたりする。
お風呂に溜まるまで、かなり時間が掛かって。
あたしは、湯船につかりながら、溜まるのを見てた。
もう、そろそろいいかな、と思って、大きな声で「入っていいよー」って呼んだ。
かなり、気合入れて。
少しして、あいつが来たな。と思ったら、電気が消えて。
真っ暗になって、あいつが入ってきた。
お風呂の天井に蛍光色の星のシールがたくさん貼ってあって。
プラネタリウムみたいになってて。
いきなり電気消したから、それが凄く浮き上がってきているみたいな感じで。
綺麗だった。
でも、周りは余り見えなくて。
「真っ暗でいいの?」
あたしが聞いた。
「りりかさんこそ、真っ暗じゃなきゃ、いやでしょ?」
逆に聞かれる。
見透かされてたんだなぁと思う。
「きっと嫌なんだろうなぁって思って、最初から電気は消すつもりでした。でも、こんな風にプラネタリウムぽくなるとは予想外だねー」
だんだん視界が慣れて来て。
あいつは、あたしを抱き寄せる。
「こう言うのも、新鮮じゃん?」
笑いながら、言う。
一応、一緒にお風呂、には入った。
でも、ほんと、それだけ。
エッチもしないで、あたしたちは帰ってきた。
あいつはそれで大満足に見えた。
分からないけど。
でも、あたしは大満足だった。
あたしが嫌がる事とか。
あたしが出来ない事とか。
絶対に無理強いしない。
そう言うの、見て取れる時。
あたしは、凄く愛されているなぁと、感じてしまう。
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